さびしい時のメンタルヘルス
さびしさを癒す手段は習慣化しやすいので、良いものを選びたいものです。中でも、さびしさは仕事で晴らすのはなかなか良さそうですが、良い行動を身に付ける為には行動療法が参考になります。
人生はいつも明るく楽しい訳ではなく、時に、さびしさを覚える時があります。例えば、出張で恋人や家族としばらく会えない時は、鬼のいぬ間に洗濯すべく、思い切り羽根をのばしたくもなるでしょうが、愛する人に会えない時はさびしいものです。
今回は、さびしい時のメンタルヘルスについて解説していきます。
さびしさには良い癒しと悪い癒しがある!
さびしい時は、何もしないでいると、「自分だけさびしい思いをして、相手は楽しくやっているのでは?」といったネガティブな考えが浮かび易く、注意をそらす為、無性に何かをしたくもなりますが、さびしさを紛らわそうとして、悪い道に入ってしまう事も少なからずあります。
さびしさを紛らわす手段には良いもの悪いものがありますが、具体的に、あなたが仕事で数週間、出張するとして、留守の間、恋人や配偶者にこれはしてもらいたくない、これはOKかなと思われるものを少し考えてみましょう。
まず、これは、まずいとなりそうなものを挙げてみます。
- お酒を飲み続ける
- ギャンブルをする
- 甘いものなどを食べ過ぎてしまう
- 何やら衝動買いをする知らない人と手をつないでいる
- 知らない人と手をつないでいる
皆様がまずいと思われるものも大体こんな感じではないでしょうか。いずれも、習慣化しやすいという問題があり、酒、ギャンブル、衝動買いが寂しさを癒す手段となってエスカレートしてしまうと、依存症や摂食障害といった心の病気になる可能性があります。
では、次に、これはOKかなというのを挙げてみます。OKとなるのは大体、健康的、生産的で手ごろなものだと思います。
- 仕事に精を出してもらう
- 頻繁に連絡を取る
- ジムへ行って汗を流す
- 音楽や読書でリラックス
- ボランティアなどの活動に参加する
- 部屋の掃除
中でも、会えない時は、仕事に精を出してもらって、会える時に、何かプレゼントを買ってもらうのはちょっと都合が良過ぎるでしょうが、不適当な行動を排除して、適切な行動を身に付けることは、心理療法の一つである行動療法において、恐怖症など心の病気の治療として行われています。