心の病気を予防するためには、心のケアを行うことにより、心の病気に対する抵抗力を身に付けることが大切です。心のセルフケアには、肉体の健康法と重なる部分が多くあります。

 

心のセルフケアはいざという時に心の病気への抵抗力を高める

毎日リラックスできる時間はありますか? 心のセルフケアはいざという時に、心の病気への抵抗力を高めます。

 

うつ病不安障害拒食症など心の病気が増加傾向にある現在、その予防に対する関心は高まって来ていると思います。心の病気の発症には、多くの場合、辛い事が起きたり、環境が変化したりといったきっかけがあります。

こうした時、普段から心のセルフケアがなされていると、心の病気に対する抵抗力に違いが出てきます。今回は心の健康対策の重要な柱である、心のセルフケアについて解説していきます。

 

普段からのセルフケアは心の疲労回復を促進

日々の生活で何か困難に直面した時、一時的に以下のような状態になることはよくあります。
 

  • 眠りが浅くなり、朝の目覚めがすっきりしない
  • 何となくやる気が出ない
  • 気が散りやすくなり、なかなか集中できない
  • イライラしやすくなり、思わず、声を荒立ててしまったことがある
  • ネガティブな考えが浮かぶようになる
  • 頭痛、腹痛など体に症状が出る

 

このような時、短期間で活力を取り戻し、再び前向きな気持ちになれるには、普段からの心のケアが大切です。