自律神経がプレゼンテーションに与える影響

 

プレゼンテーションは、ビジネスの場面で日常的に行われている行為ですが、実は大勢の前で話すと緊張する、難しい質問されて頭が真っ白になってしまうなど、苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。

 

プレゼンテーションは、ビジネス上とても重要なシーン。しかし、大勢の前で話すと緊張する、難しい質問されて頭が真っ白になってしまうなど、苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。今回は、自律神経がプレゼンテーションに与える影響について説明していきます。

 

プレゼンテーションとは、ビジネスパーソンの“試合”

スポーツ選手は、大勢の観衆が見ている試合でのパフォーマンスによって、その評価が決まります。毎試合が真剣勝負で、コンディション管理には万全の注意を払っています。

 

最近では、自律神経がパフォーマンスに影響を与えることが知られるようになってきていますので、たくさんのトップアスリートが自律神経をケアしています。

 

一方、ビジネスの場面に置き換えると、アスリートの試合にあたるものは何でしょうか。それは、プレゼンテーションです。

プレゼンテーションは、ビジネスパーソンにとって、自分の能力をアピールするのに絶好の場所であり、その良し悪しによって、自社の組織や取引先が動くかどうかだけでなく、自身の評価にも大きく影響します。

そのため、ビジネスパーソンも、スポーツ選手と同じくらい、もっとパフォーマンスを上げるためのコンディション管理に目を向けた準備を行うべきだと考えます。

 

自律神経の働きとは?

自律神経とは、全身にめぐらされた神経で、交感神経副交感神経の2つの神経から成り立っています。交感神経は、緊張やストレスを感じると活発になります。

 

交感神経が活発になると、脈拍が速まり、瞳孔が拡大し、血管が収縮します。一方、副交感神経は、リラックスすると活発になる神経です。

 

副交感神経が活発になると脈拍は落ち着き、血管は拡大し血圧も下がります。過度に緊張すると、交感神経が異常に活発になり血管が締まってしまいます。

 

その結果、いい血液が全身にめぐらなくなり、体内の酸素濃度が低下します。そうすると、筋肉も硬くなります。

 

また、目の神経も過度に集中して視野が狭くなります。そのような状態では、良いパフォーマンスが発揮できません。これは、アスリートもビジネスパーソンも同じです。