「世田谷シンクロニシティ」
本郷地下
電子書籍(シーモア)で購入。
高史のバイト先によく現れるあの人。
いつも同じ男の人と一緒で、いつも同じ席。
あの人…めちゃくちゃタイプ。。
しかし、その人が同席している男の人へ向ける目が…。
高史には年上の彼女 舞がいる。
と言っても、体の関係はない。なぜなら、
恋は女の子相手なのに、欲情は男にしかできないから…。
舞さんは理解して待ってくれているけど。。
そんなある日、舞の転勤で同棲していた部屋から
出ないといけなくなった高史。
学費を自分で稼ぐ苦学生の高史は
友人の使っていない寮部屋を借りることに。
同じ部屋の男は「アッチ系」だから気を付けろ
という忠告だけ貰って部屋へ行ってみると
そこに居たのは、バイト先で見ていたあの人だった!
同じく苦学生の深町と、
夏休み中はバイト先でかち合うことも多く
とうとう二人は一線を超えてしまった。。
「ゲイ」である二人は「普通」ではない。…のか?
じゃあ、「普通」ってなんなんだ…?
「普通」を突きつけられる苦しさ、
「普通」になりたくてもなれない苦しさ、、
そんな不器用な二人だけど…
マイノリティに苦しむ、高史と深町のお話でした。
マイノリティであることをどこかで受け入れられずに苦しみ、
だからこそ人の苦しみにも敏感な高史。
マイノリティであることを相手に受け入れて貰えず、
全てを諦め一人で過ごしている深町。
なかなか深いテーマですよね。。
自分が何か分からない苦しさや恐怖も分かるし、
マイノリティであることを頑なに無かったことにしようと
事実を無視や拒否されるのも辛いよね。
ゲイは「治る」んでしょ?と言われた
なんてのも、実際の話としても聞きますが
それも違うよね。多数を「正義」とするのは違う。。
…なんて長々と書きましたが、
深く考えさせられる!と言うよりは、
不器用な二人が幸せを見つけて良かった♥️
と、嬉しくて涙が出ちゃうようなお話です☆
買って良かった♪
シーモアでの修正は、…特に修正無かったかな?
トーン描写と、そのままのコマもありましたが。
基本的にえち少な目で、ほぼ見えない構図です。