「群青のすべて」
 
 古矢渚
 
 
電子書籍にて購入。
 
 
 
これは素晴らしい…(涙)
古矢渚さん、天才…!
 
 
快とレンは中1からずっと同じクラスでいつも一緒だったが
高3のクラス替えで初めてクラスが別れてしまった。
 
快、レン、要っち、アンディ、と、いつも4人でつるんでいて
要とアンディは、イケメン快&レンに「BLネタ」と称して
BLごっこをふざけてさせては笑い合う、そんな遊びをよくしていた。
 
 
しかし
快は既に冗談ではなくなっていて
レンに密かな恋心を抱いていた。
 
初めてクラスが別れ、過ごす時間が減り
レンのいない教室がこんなに味気ないもんなのか
と、寂しさを覚えたが、
この友人関係を壊すのが怖くて
恋心は胸にしまっておくと決めていた。

が…
 
 
ある日の放課後
教室の机で爆睡しているレンを見つけ、
寝ているレンに思わず「ずっと漣のこと好きだったんだ、ずっと」とこぼしてしまう。
 
すると、寝ていると思っていたレンが「え?」と顔を上げて。。。
 
なんとか誤魔化したものの、
レンを見送った快はそこにへたり込んでしまい
手足の震えが止まらない。。。
 
 
その後も普通に接していたつもりだったが
少し拒否するような態度を取ってしまい…
 
ある日、レンから『彼女が出来た』とメールが届いて
レンに彼女が出来た時は、笑って祝福してやろう
と思っていたのに…とても笑うなんて不可能だった…



ここから、話はレンサイドからの視点で進んでいきます。

はっきり言ってしまえば
超ニブちんなんです、レンは(笑)

自分が素でいられる相手が快だけであること
快に「BLネタ」であすなろ抱きされてドキドキしちゃったり

付き合い始めた彼女から
「(あたしと)一緒にいたいと思う?」と問われて答えが出せなかったり

レン、モヤモヤし始めました。


そんなある日、課題のプリントを取りに戻った暗い教室に
快がたまたまやってきて。
転がっていたペンで転けてしまったレンの取った態度に
快が「…おまえさ、やっぱ気付いてるよな」と切り出してきます。

「気づかなかったふりして」
「俺の反応見て楽しかった?」
「俺が必死になって隠してたの、無意味だったわけだ」
と、怒りを露にする快から
「もう必要以上関わんねぇから」
と断絶を宣言されてしまい。。

翌日から、
本当に関わることを拒絶され
ぐるぐる考え始めるレン。

さらに要っちがナイスな役割をしてくれて
とうとうレンは自分の気持ちに気付きます!やっと!


レンから快に気持ちを伝える場面は
もう…見ないと損…


本編の後に、描き下ろしがありまして
そこでやーーーっとちゅーします!やっと!!

ちゅっ♥️
だけで真っ赤になっちゃう快がめっちゃ可愛い!(笑)


これは続編描いて欲しい作品ですね♪

絵もキレイだし、本当に最高でした☆