理佐元気になったかなー?








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ネットニュースで見つけた、理佐の写真と「体調不良」の文字。

すぐに ‘詳しく見る’ をおして記事を簡単に読むと、イオンカードのCMが決まったことと、今日その会見があったこと、あと...ねると理佐が体調不良で休んだということがわかった。



ねるのほうも心配だけど、あいつが看病してあげてるだろう。



じゃあ理佐は?誰かに助けてって言えてる?
言えてるわけないか、

本当に辛いときこそ誰かに頼ればいいのに
そういうときに甘えるのが下手。


どうせまた無理してるんだろう。



ぎりぎりまで我慢する理佐が、体調不良で仕事休むってことはかなりしんどかったんだと思う。






...とりあえず電話してみよ。



愛佳 「寝てるかな?」


起こしたくない気持ちもあったけど、心配のほうが勝ってしまう。



ツー ツー



愛佳 「ん?」

切られた?



理佐︰どうしたのー?



あ、LINEきた。
声聞かれたくないのか、



愛佳︰電話でれない?

理佐︰今バス乗ってるからー



嘘が下手なのは相変わらずだ。

自分がアイドルだってことわかってんのかなー?
ネットあるんだから、体調不良くらいバレるって。



愛佳︰本当は?

理佐︰...え?

愛佳︰ほんとは今なにしてるんですか。

理佐︰ふとんのなかにいます

愛佳︰もしかして寝てた?

理佐︰んーん。眠いんだけど全然寝れなくて

愛佳︰熱は?

理佐︰ないよ、平熱。会見はちょっとお腹痛かったから休んだの。

愛佳︰...ふーん。あ、ちょっと待っててね

理佐︰ん?





これが1時間前。

今はちょうど久々の東京に着いたところ。


新潟からは新幹線で2時間弱くらい。


1度は慣れたはずなのに、田舎からでてくるとやっぱり人の多さには驚いてしまう。





駅から少し歩くと、何度も遊びに来ている理佐の家に着いた。

インターホンを押したけどなかなか出てこなくて、もう1回押そうとしたところでドアが控えめに開いた。



愛佳 「りっちゃ_うわっ!」


突然もたれかかってきた理佐。なんとか受け止めることができた。

理佐のからだあっつい。
顔も火照っていて赤い。

なにが 平熱だから大丈夫 だよ、



愛佳 「ちょっ、大丈夫!?」

理佐 「はぁ...はぁ...、


全然体に力が入ってない。
こんな状態で2階の部屋から下りてきてくれたんだと思うと申しわけない。


愛佳 「うわっ...理佐 軽っ」


寝室まで運ぼうと理佐を持ち上げる。
階段いけるかなー?と思ったけど余裕だった。




半年ぶりに入った理佐の部屋。真っ白で物が少ない。
懐かしいような、新鮮なような。



理佐 「愛佳...

愛佳 「ん?つらいー?ちょっと待っててね 薬とか持ってくるから」


布団からちょこんと出ている頭を撫でると 冷たい(笑) って言われた。
笑顔をつくるのも辛そう。



理佐 「ありがと...

愛佳 「え?」

理佐 「ほんとはめっちゃしんどくてさ...誰かに会いたかった。だから...気づいてくれてありがとう。


愛佳 「////...体温計持ってくる。」



かわいすぎ。ぜったいにやけてるよ私。



愛佳 「はい計るよー」

理佐 「自分でできるよ?笑

愛佳 「いいから!(笑)」



ピピピッ



愛佳 「おっ、何度?」

理佐 「36.4℃」


おー平熱。
て、んなわけないでしょ。さっき熱かったし


愛佳 「はい嘘つかない(笑)ほんとは?38度くらい?」

理佐 「ん」



渡された体温計には39.4℃と表示されている。



愛佳 「高っ!」

理佐 「うっ...ケホッケホッ

愛佳 「大丈夫?」



さっきまで顔赤かったのに、なんか青白い気がする...



理佐 「なんか...気持ち悪い

愛佳 「えっ大丈夫?!」


気のせいじゃなかった、


愛佳 「吐く?トイレ行く?」

理佐 「アイドルに 吐く? とか...言わないでよ、w

愛佳 「だって気持ち悪いって言うから、」

理佐 「大丈夫(笑)

愛佳 「ほんとに?やばそうだったらすぐ言いなよ?」

理佐 「はいよ(笑)



無理しそうで怖いんだよなぁこいつ



愛佳 「私には気使わなくていいんだからな?」

理佐 「つかわないよ今さら(笑)


愛佳 「今日どうする?いたほうがいい?」

理佐 「帰ってもいいよ?

愛佳 「じゃあ帰るよ?」

理佐 「...いて

愛佳 「ふっ(笑)じゃとなりで寝るー!」

理佐 「おいで!

愛佳 「失礼しまーす」

理佐 「吐いたらごめんねー(笑)

愛佳 「え、やめてよ?」

理佐 「大丈夫だよ(笑)さっき全部吐いたから

愛佳 「え」

理佐 「だから胃の中空っぽー

愛佳 「お腹すいてないの?」

理佐 「すくかバカ(笑)

愛佳 「だな(笑)寝よ!」

理佐 「伝染ったらごめん

愛佳 「それはいいよ」

理佐 「なんじゃそれ(笑)








終わり