スマホを開き、大好きなあの人からのメッセージを見る。


昨日から何度同じことをしているだろう?



既読スルーを続けているLINE。
そろそろ返さなきゃと思うけど、どういう意味なのかがわからない。





愛佳 ︰ ねぇだめって言ったじゃん。





なんか、怒ってる?よね...?


昨日の朝5時とかに送られてきたこれ。

愛佳は、本気で怒っているときは絵文字とか !とか付けない。



でも、怒られるようなことした覚えないし、そもそも最近ずっと会ってないし。




一体彼女は何を怒っているのだろうか。





理佐 ︰ あの...怒ってる?なんかごめんね。?





怖いからとりあえず謝っとけ!ってことで、遅めの返事を送った。








ブブブ ブーブー



電話?

マナーモードにしたままだったみたい。



理佐 「誰?.....!!」


画面にあった名前を見て、出るのをやめた。






愛佳 ︰ おい。出ろ!





怖い怖い怖い...!!!

とりあえず電話には出よう。



殺される...






着信音がなったのと同時に電話に出た。




理佐 「すいませんでした!!」




愛佳、本気で怒ったら怖いもん。




愛佳 「なにが?」


理佐 「...わかんない。」


愛佳 「はぁ。...覚えてない?」


理佐 「なに?」


愛佳 「約束したじゃん。...私にしか見せないでって」





、あぁ。やっとわかった。そんなこと(笑)




理佐 「...水着?」


愛佳 「そ。」


理佐 「いやだって...仕事じゃんか」


愛佳 「理佐のからだ世界中の人に見られちゃうんだよ?」


理佐 「いや大袈裟だから」


愛佳 「私だけの胸が...あのちっちゃい_」


理佐 「あ?」


愛佳 「、なんでもないです...」


理佐 「そんなちっちゃくないもん...」


愛佳 「うん...ね。見たけど思ったよりあったからびっくりした(笑)」


理佐 「でしょ?(笑)」


愛佳 「私が揉んだおかげだな!(笑)」


理佐 「.....え?」


愛佳 「ん?......あっ!」


理佐 「どういうことですか。?」


愛佳 「や、?その...ね?」


理佐 「...うん?」


愛佳 「寝てる...ときに...」


理佐 「...」


愛佳 「ごめんなさいい、!!!」


理佐 「一生許さない」


愛佳 「ごめん許してぇ...!」


理佐 「...いいよ」


愛佳 「え?」


理佐 「そのかわり写真集で水着出すの許してね?(笑)」


愛佳 「はい...」


理佐 「あーあと、ランジェリーとシャワーも_」


愛佳 「シャワー!?」


理佐 「え知らなかったの?」


愛佳 「え知らない!だめぇぇえ!!」


理佐 「いやもう撮ったもん...」


愛佳 「え?じゃあカメラマンさん見たってこと?」


理佐 「うん...カメラマンどころかスタッフさんも、編集してくれてる人とかも_」


愛佳 「僕は嫌だぁぁぁぁあああ!!!」


理佐 「うるせーよ(笑)」


愛佳 「いーよもう。」


理佐 「許してもらえて良かったよ」


愛佳 「私が全部買うから。」


理佐 「はい?」


愛佳 「私が全部買っちゃえば誰にも見られなくて済むから!」


理佐 「え...」











みなさん愛佳が全部買っちゃう前に早めに予約したほうが良いですよー!()








終わり