バンッ




守らなきゃ



それしか考えてなかった。







銃弾を避けようと、銃声とほぼ同時に今泉に覆いかぶさった。














ギュッと瞑っていた目を開くと、目の前の床は真っ赤だった。















でも、私はどこも痛くない。










間に合わなかった...














なんで...?
どうして私じゃないんだ...


なんで今泉が死ななきゃいけないの?







鈴本 「うわぁぁぁぁあああ!









理佐side



え?なに?



理佐 「もんちゃん?」


守屋 「ですよね?」




誰かの叫び声が聞こえた。

もんちゃんだと思う。



理佐 「行こ」


守屋 「待ってください!」


理佐 「え?」


守屋 「あっちには鬼がいる可能性が高いです...」


理佐 「っ...」


守屋 「心配ですけど、行くのは危ないですよ...」


理佐 「でも...!」


守屋 「.....わかりました。ちょっと待ってください」




あかねんはスマホを取り出して誰かに連絡している。







しばらくして、廊下から足音が聞こえた。




理佐 「...っ!!」 ビクッ


守屋 「大丈夫ですよ、」


理佐 「??」



あかねんに笑顔で、大丈夫だと言われた。
どういうことだろうと思っていると、大好きな人の顔が見えた



理佐 「愛佳?!」


愛佳 「理佐ぁぁあ!」


理佐 「えなんで?」


守屋 「友香と志田さんペアだったなーと思って呼んだんです」


友香 「鈴本さん探すんでしょ?その間私が理佐さんも守ればいいんだよね!」


守屋 「うん!よろしくー」


理佐 「え?」


守屋 「鈴本さんと、あとペアの子も生きてたら...連れてきます」


友香 「気をつけてね」


守屋 「うん」







鈴本side


っ!?



近づいてくる足音...



自分は死なないとわかっていても、さっき今泉が目の前で死ぬを見たばかり。



怖い



意味がないとは思いながら、音をたてないように気をつけて隠れる。






?? 「鈴本さーんいますか?...いないか。」




だれだろ?鬼ではない。

私のことを探しているみたい。



鈴本 「だれ?...ですか?」


守屋 「あっ、守屋茜です」


鈴本 「あー」



茜ちゃん。今年初めてクラスが一緒になった人。話したこともないのになんで探してるんだろ



守屋 「あの...ペアの方は、?」


鈴本 「...」


守屋 「...あの、」


鈴本 「なんで探してたの?私のこと」


つい、話逸らしちゃった



守屋 「えと...鈴本さんの声が聞こえて、理佐さんが心配してたので」


鈴本 「理佐?」


守屋 「危ないと思ったので、理佐さんは隠れてたところで待っててもらってます」


鈴本 「会いたい...」



今泉のこと置いて行くのは申し訳ないなと思うけど、ずっと今泉を見てるのも正直限界だった。

それに寂しくて、不安で怖くて、理佐に会いたかった。



守屋 「行きましょ?」


鈴本 「うん」






着いたのは2年生の教室だった。



理佐 「もんちゃん!!」


愛佳 「もんたー!」



理佐だけかと思ってたら、愛佳と友香ちゃんもいた。




理佐 「泣かないでよ〜」


愛佳 「怖かったね」



ぎゅーってしてくれてる理佐。頭を撫でてくれててる愛佳。
ふたりとも私より10センチ以上背が高くて。

お姉ちゃんみたいな2人。
なんかすごく安心できた。





理佐side


もんちゃんは愛佳と同じ中学校で、私も仲良くなった。
ちっちゃくてかわいいけど、かっこよくて。
3年になってからあまり話せてなかったけど、甘えてくれたことが嬉しかった。



理佐 「自分のこと責めるのだけはやめてね。」


愛佳 「うん...次こそ守ろ!」


鈴本 「...うん








もうすぐ終わりの音がなるだろう。




続く