スキンケアをすること自体が、バリア機能を壊してしまい、肌本来の強さや美しさを失ってしまう原因になっています。
これからは素肌をキレイにするために、逆にスキンケアをやめます。最初はスキンケアをしないことに不安を感じるかもしれません。荒れたり、乾燥でガサガサになったりしてしまうんじゃないかと…
その通り。一時的に肌が荒れてしまいます。
でも、怖いと思わないでください。
これは肌が生まれ変わり、本来の美しさをとりもどすための大事なステップです。
今まで外から化粧水などで補っていた水分が急になくなるので、肌が乾燥してしまいます。
しかし、これはスキンケアによって直視せずにすんでいた本来の肌の状態。これを受け入れずには、次のステップには進めません。
スキンケアをやめて短くて1ヶ月、長くて1年ほどで、素肌が本来持っている力強さ、健康的な美しさが戻ってきます。
ケアをしていないのに鏡で見るたびに肌がどんどんキレイになっていくのは、本当にうれしいことですよね。自分の肌に自信が持てるようになります。
スキンケアは一度にすべて止めることが理想です。けれども、どうしても勇気が出ない人は、まずは肌へのダメージが大きいものから順にやめていく方法がおすすめです。(1→4の順)
- クレンジング・洗顔
- クリーム・乳液
- 日焼け止め
- 化粧水
肌のバリアを壊さない洗顔
① 朝の水洗顔
朝は水で軽く顔をぬぐう程度にしましょう。
石鹸やお湯を使う必要はありません。「皮脂」が気になるんじゃないかと心配になるかもしれません。皮脂を落とす洗顔は1日1回、夜に行うので朝は必要ありません。
②夜の「お湯だけ洗顔」
皮脂は石鹸を使わなくても、体温以上のお湯で落とすことができます。お湯だけの洗顔でも、強くこするとバリア機能は弱まりやすいので注意しましょう。
- シャワーのお湯をだして、水流をかなり弱くします。
- 皮脂が落ちやすい、37~39℃に設定します。
- シャワーのお湯を顔に直接あてます。(約1分)
メイクを落としたい人、汚れが気になる人は夜の「石鹸洗顔」
外出が多く、排気ガスなどの汚れが気になる人や、メイクを落としたい場合は、「固形石鹸」で洗顔をします。石鹸は「純石鹸」を選んでください。できるだけ肌にダメージの残らないように洗います。
- お風呂に入ってすぐに、顔を「水」で濡らします
- 「固形石鹸」を泡立てネットで泡立てます
- 泡を顔に押し当てるようにして、泡の弾力だけで汚れを吸い取ります(10秒ほど)
- 「水」のシャワーでしっかり流してください(1分ほどじっくりと)
お風呂に入ってすぐに洗顔したり、水を使うことで、肌バリアが弱まる前に顔を洗うことができます。肌の内部への洗剤の侵入を防ぐことができるのと、肌の表面についている汚れだけを適度に落とせるので、肌への刺激が軽減できます。
*ファンデーションは、「リキッド」や「クリーム」は油性タイプなので、固形石鹸では落とせません。今回の目的は素肌を美しくすること。カバー力の強いファンデーションのいらない肌を目指しています。メイクはあらかじめ、お湯だけで落とせるコスメに変えておきましょう。「パウダータイプ」のファンデーションなら、固形石鹸で落とすことができるのでおすすめです。