癌の宣告を受けてからは、その数日後にCT、次の週にはMRIと怒涛の日々でした。


初めての造影剤を経験したCT。

閉所恐怖症なので、怖いしかないMRI。


癌なのがわかってからの検査はそれでなくても全部が恐怖でした。


この検査でどれだけ拡がってるのかがわかってしまう…

この検査でどこまで深くまでいってるのかがわかってしまう…

これでステージが決定してしまう…


異常な怖がりな私に、検査が終わったあとに検査の方が優しく声をかけてくれました。

「どうかお大事にね」と。

優しさに涙ぐんでしまいました。


でも検査結果に不安と恐怖が大きい私は、その言葉すら、

「今の画像見て、ヤバかったってことかな…」

とか。

もう優しい一言ですら、裏を読んでしまう自分にびっくりしました。


とにかく先生の見立て通りの結果でありますようにと願いながら…2つの検査は終了。



そしてその一週間後に旦那さんと検査結果を聞きに行きました。


結果は見立て通りの子宮体がんステージ1a。

拡がりもなく、深さもないとのことでした。

これまでの流れから見ると、もうこの結果はホッとする結果でした。


術式は腹腔鏡手術。

子宮全摘、卵巣、卵管の摘出。そしてセンチネルリンパ節生検となりました。

11日後には入院、翌日手術。




次にやることは、一人娘(小6)に伝えること。


『血が多くて生活が大変だし、最近は生理痛もひどいから、それを治すために手術してくるね!』と。


生理のたびに血の塊が出たり、その姿は見てきていたので、そのことを中心に話したので、ビックリはしてたけど、

それで良くなるならってむしろ背中を押してくれました。


そこからは自分の入院準備や、不在中の家のことを準備できる限りのことをする期間でバタバタでした。


この時点ではまだ手術して終わりだと思っていたので、家族以外には伝えずでした。


急に不安になってり怖くなったり。

気持ちは不安定ながらも、想像していたよりも自分の気持ちをコントロールできていた気がします。

娘の手前、強がらなくちゃいけなかったし、それが気持ちの面で良かったのかな。