一昨日の 天外者 公開3周年記念上映
今一度、映画館に向かう前に、
蓮佛さんのこのメッセージを読んでいきました。
「今日は、くまなく、五代友厚として春馬くんが生きた時間を感じよう」と思いながら。
その思いからか、自然と、スクリーンの中で、才助さんが、五代さんが、映っていないシーンでも
その場にいるであろう姿を、心のどこかで想像しながら観ていたり・・・
舞台観劇だと、ついつい、どんな時も、舞台の上にいる、春馬くんの姿を追うように、
スクリーンの中に存在しているであろう姿を探しました。
というか、空想しました。
あ、唯一、こんな感じて、、、というスクリーンの中の才助さん、いますよね。
( 皆さんもそうかも? ですが、)
イギリス軍から、解放された才助、
山中で、薩摩藩の若い武士たちが茶店で才助を追う話をしているとき、
スクリーンの右上に、茂みの中に隠れている才助さんが小さく映ってますよね。
その時は、セリフを言っている薩摩藩士の方でなく、右上の才助に注目・・・
舞台観劇の感覚で。
コロナ禍を経て、最近は、舞台も、配信でも観られる機会が増えました。
公演の千秋楽を生配信したり、
リアルで舞台を観劇したものを、日を開けず映像で観る機会も。
最近では、 平間壮一くん、水田航生くん、植原卓也くんの ミア・ファミリア、双方、楽しみました。
この場面、この盛り上がり、彼らも、きっと今、心のどこかで、
「春馬に届け」って思ってるよね、って、生でも映像でも、双方で感じられたような気がしました。
天外者が、もしも舞台になったらどんなだろう・・・
舞台のどこかしこ、、にいる春馬くん
ハルの言葉を
龍馬の言葉を聞いている 才助
映画を何度も観ているからこそ、勝手な想像力を働かせて、、、、
それは、3年目だからこその発想、、だったかと・・・
今までで、一番、天外者の春馬くんの魅力をくまなく感じることが出来たような気がしました。
今さらですが・・・
パンフレット記載の
田中光敏監督 コメント も 3周年を迎える 天外者、観ながら
五代友厚演じる春馬くんの気持ちに ズシリと重なりました。
大隈重信への手紙 (「上に立つ者の心得五ヶ条」) の内容を見た時に、
五代友厚という人物は素晴らしい人だったのだなと心から思いました。僕らが映画を作る上で何か大切かというと、歴史を型どおり再現することでなくて、そのとき生きた人の心や思いを形にすることなんです。
五代さんの心や思いが明快に表れていたのは、あの手紙でした。ああこういう人だったんだ、こういう心や思いを描いたら、きっと五代友厚はスクリーンの中で命を吹き返すに違いない。
そう思ったので、三浦春馬くんにも見せて「どう思う?」と聞いたら、春馬くんが「監督、僕 腹に落ちました。五代友厚という人をわかったような気がします」と言ってくれました。彼は漢詩や故事成語の勉強をしていたそうです。これと同じ思いの四文字熟語があります」と言ったのが「忠信孝悌」という言葉でした。
彼の中でそこからは本当に吹っ切れて現場に臨めたのではない力と思います。この手紙が残っていて本当によかったなと思います。
パンフの中の見開きの
時代を超えて残る五代友厚の言葉
ここに永久保存。
( また来年も立ち戻って記念上映、観に行きたいです。 )
同じく、パンフレットに記載の
「五代友厚プロジェクト」代表 / 制作総指揮 廣田稔 氏
「天外者」の公開に感謝して
より、
最後の部分、抜粋します。
今回、まるで五代と一つになったかの演技を見せてくれた三浦春馬君。
2019年の撮影でしたが、主演が決まってから五代さんについて真摯に学び、9月25日の慰霊祭には個人として参加をして、墓前で「しっかり五代さん役を務めさせていただきます」と誓ってくれました。彼によって五代さんの人生を映像にでき、五代さんとの出会いを、映画を観る方に与えてくれました。
彼の残した「日本製」の本のインタビューの項で「五代さんを演じ史実を扱う責任の重さや自分の意識の変化を実感した。」「プロジェクトがあり、一つの作品を作るうえでこんなにも大勢の方が関わっているという実感をいつも以上に感じられる現場だった。」「五代さんを演じた期間はとても充実していたし、三浦春馬という俳優としても、ひとりの男性としてもベストを尽くすことができたと胸を張って言える作品になった。」と述べてくれています。
公開をともに楽しめなかったことか、本当に残念でなりません。彼には演技者としてもっともっと伸びて深めて生きて欲しかったです。三浦君の渾身の演技が光る作品ですが、いろいろ欲張りすぎて、散漫で深まりに欠けた印象を持たれたり、歴史的背景を知った上でないと分かりにくいところもあろうかと思います。ぜひ幕末明治の歴史、若き人々の台頭、当時の海外の情勢を押さえてから、振り返ってください。あるいは、もう一度観て下さい。そして仲間と話し合ってください。五代さんの生き方から何をくみ取るのか、これからの世の中に自らかどう関わっていくのか、この映画がきっかけになることを祈ります。
最後に、五代友厚と三浦春馬君のご冥福を心よりお祈りします。
そしてこの映画の完成と公開に力を尽くし、力を添えていただいたすべての皆様に然く深い感謝を捧げます。本当にありがとうございました。
パンフのラストのページの才助さん
夢のある未来を作らねばならん・・・と言っていますね。
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過去、インスタポストより抜粋