直島 美術館めぐり♪ | ☆塩野奈保のしぁゎせな日々☆

直島 美術館めぐり♪


はい。前回更新の続き♪
直島の 李禹煥美術館(LEE UFAN museum)
に、ようやく到着ですっ!


この壁の裏は…


階段になっていて、
道が、大っきい石と細い柱がある広場に
続いています。





これも作品でパンフレットによると…
《柱の広場》2010     です。



柱、広場…ほぼほぼ正解♪笑



さて、入口は???
もちろん、『入口→』なんてゆう
興醒めする看板はありません(^-^;


↑の写真の、
下の方に写ってる道の延長線上…
壁との隙間に入口を発見(^-^*)

一歩足を踏み入れると
まさしく 建築家 安藤忠雄さんの世界( ´艸`)



↑折り返し地点から見たところ♪





わたしが通ってた大学にも
安藤さんの小さい建築があったな~♪

2階に行くには、
この通路みたいに遠回り?!ともいえる
直線のスロープでできていて、
お部屋はカフェになっています(^-^*)

地下の教室の
前面の全面にある窓の 外には
水盤があって、
太陽の光の反射が
教室の天井に映し出されるのが
キラキラ綺麗で好きでした(^-^*)




まぁ思い出話は置いておいて…笑

ここから先、館内は撮影できないので…


現地でもらった
パンフレットに頼ります (^-^;



パンフレットの見開き~




この方の作品は、
キャンバスに描かれた絵が美しくて…
とかではなく、
空間、そして感じることが
重要な気がします。。

分からないけど
わたしはそう感じました!



なので、
パンフレットの写真では
良さが伝えきれない~(´Д`)

むしろ、写真という平面に
して欲しくない!笑





小間 Void
《「対話」2013  》

わたしはコレが好きやったな~

まぁ簡単にいってしまえば…
『点』が 小さなキャンバスに
絵具で描かれてる…だけ…なんですが
それが展示してある
小さく囲まれた空間自体が作品で

近づいて
キャンバスの『点』を
じっくり観察するものでも
何がすごいんやろ?と
考えるものではなく

心を落ち着かせて
その小さな空間にひとりで立ってみる…と

無心になれて、
集中できて…
どんどん引き込まれていく

わたしには 分析できない
その感覚がとてもおもしろかった!



時間が許すなら
しばらくこの小さな空間で
ずっと『点』に向かっていたかった。

この空間 家に欲しい!!!
と、思ってしまいました 笑





心が満たされて…
次に歩いて向かったのは
地中美術館!

李さんの美術館からは
歩いても そんなに遠くないです♪



ココも撮れないのでパンフレットで~(^-^;




この美術館は
なるべく島の景観を壊さないように
山の中の地中につくってあります!
こちらも、安藤忠雄建築。
建築自体が作品でした。





モネの展示のお部屋は
睡蓮の絵が5点、展示されていますが
床は白い大理石の小さなタイルが
敷き詰められています!
なので、スリッパに履きかえて入ります♪

絵画以外は真っ白の空間。
作品にあわせて
展示の仕方を考えてあるって素敵♪



他にも工夫が見つかりました!!

四角いお部屋なのですが
室内の壁の角が…角がなく?
丸く 角を埋めるように加工されていて
空間の繋がりや 広がりを感じます。


さらに、
美術館にはあって当然の照明が…ない!!!
間接照明のように天井に段差があって、
そこから自然光を取り込み
作品を照らします。

だから空間が余計に優しい(*´▽`*)


荘厳な額縁にも入ってないし
モネの作品を、見た♪…というより
一体となった空間ごと体感した!
という感覚になりました。



この日は快晴だったけど、
雨や、曇り…お天気によって
表情が変わるんでしょね。

堅く考えずに
そうやって 影響されるのも楽しいね(*^-^*)






あー長くなってしまった。。。






↑ パンフレットの モネの 下のは
《タイム/タイムレス/ノータイム》2004
ウォルダー・デ・マリア

小さな入口から中へ進むとまず、
大きな黒い球体が目を引きます!


奥行きのある空間で
階段がずっと上に続いていて
まん中に黒くてつるつるの球体。

天井はここも自然光が取り入れられていて
天窓のように四角くあいたところもあります。

なので、時間によって
射し込む光の位置が変わって
表情が変わると思われます!!


階段を登っていくと
そのつるつるの球体に
丸く映り込んだ階段や自分の姿が
進むにつれて歪み方を変えます。

『時間』を
テーマにしてるようですが
見た人たちはいったい
どういう風に何を感じるのか…
いろんな意見がありそう♪





そういえば、なぜかココは…
教会に入った時のような
気持になりました。
大きい空間で静まりかえってて
良い意味で張り詰めてて
心も落ち着くし、引きつけられる感覚。

李さんの小間《「対話」2013  》
を、大きく陽気にした感じかな(^-^;





そして、次に紹介したいのは
ジェームズ・タレル


3つ作品があったけど、
↑ パンフレットの写真にもある
《オープン・スカイ》2004

この空間もいいですよ~( ´艸`)

まぁ、残念ながら
チラッとこの空間を覗いて
「ここは何もないのか~」って感じで、
一瞬で去って行く人ばかりで
ガッカリだったのですが… (^-^;




ここは、
↑パンフレットの写真にもありますが
白い四角い空間。
その天井に四角い開口部があって
空が見えます。

ここの面白さは、
座ってみないと分からない♪




下の黒っぽく見えるところは
壁に沿ったベンチになっているのですが

座面が後ろにいく程 下がっていて
背もたれ部分も後ろに斜めにそっているので
座ると、自然と天井に
目が行くようになっています!


四角く切り取られた「額縁」の中の青空に
雲が見えたり雨が降り込んだり
(この日は雲ひとつ無い快晴でしたが(^-^;)
鳥が飛ぶのが見えたり
鳥や虫の声が聞こえたり
ぞんぶんに自然を感じられる。

小さく切り取ることで
普段普通に感じてたことの大切さに
気付かされました(*^-^*)



でもこの
ジェームズ・タレルの作品の趣旨は
光や色の見え方。

天井の「額縁」の中の
空の色に対する補色が
白いはずの壁や天井の色を
変えてしまう(錯覚)のです!

…気付きませんでした。。
いや、気付いてたかも。笑
自然を感じるのと座り心地に満足して
しばらく目を閉じて
寝てみたいくらいやったから(^-^;

きっと、オレンジ色っぽく
見えてたのかな~?(^-^;

もう1回見たいなー…
金沢の21世紀美術館にもあるようなので
機会があれば行ってみよう♪



そして、
この作品をちゃんと理解するには
ナイトプラグラムも是非見たいな~
日没後に見られるそうです。
色の見え方が体験できるそうです。





長くなりましたが

地中美術館の結論…!
この建物は方向が全然わからなくなる。笑
まぁ、
それも面白いんじゃないかな?(^-^;

上空から見てみたいなぁ~♪






直島の探検はまだ続きます(*´∀`*)ノ