網膜剥離は網膜が剥がれて、放置しておくと失明してしまう疾患です。

 

多く場合は端の網膜に孔があいて、そこから剥がれていきます。

 

症状は端の網膜だけが剥がれている段階であれば、なんだか視界の端っこが欠けている気がするな。くらいの症状ですが、

 

徐々に剥離の範囲が広がっていくと、見えない範囲も広がってきます。

 

今回の網膜剥離は半分以上剥がれている状態で来院されました。

剥がれた網膜はなるべく早く復位させる必要があるので、今回は来院翌日に手術を行うことになりました。

 

 

下の眼底写真は術後10日のものです。

 

まだ少しガスが残ってます。手術の最後に置換したガスは、徐々に自分の眼から作られる房水という水に置換されていきます。

手術後3週間です。ガスもなくなってます。

網膜剥離は90%くらいが一回の手術で治ります。

10%くらいはまた剥がれたりして再手術が必要になる事がありますが、今回は幸い一回の手術で治ってよかったです。