住いが変わってから、通信環境が芳しくない。
イライラするくらい遅い。
ある意味不便であるけれど、それも受け入れよう。
とにかく今までが便利過ぎたのだから。
環境が良くなるとか悪くなるとか、もはやそういうことは余り重要ではなくなった。
最初は不安だったけれど、住めば都である。
何より心にゆとりが出来た。
パワハラを受けて、わたしが会社を辞めた時、この先はどうなるのだろうと家族も不安に感じたことだろう。
一年の試験期間を経て、今の生活にシフトした。
受け入れがたいと思っていたことは、どうと言うこともなく難なくクリアした。
住いが変わると、生活形態も変わって老人はボケるらしい、と心配していたのだけれど、それほどボケてはないようだ。
普通に普通の老人をしている。
それが嬉しいし、むしろ毎日が楽しい。
塞ぎ込むようなこともなければ、やることが山積していて、その山を崩すことにやりがいを感じたり。
時折、独り住まいの長女がランチに連れ出してくれるし、同居している次女と食べる夕食も美味しい。
わたしが好きでやっている家事を、いつも感謝して「ありがとう」を連発してくれる。
こんな素敵な暮らしを、古希を過ぎて送れるなんて想像もしなかった。
今、本当に充実した日々を送っている。
送れていることに感謝しかない。
だから、通信環境が遅いくらい何さと思うけど、次女は辟易している。
リモートとかZOOMとかに支障をきたすからだ。
やっぱり、サクサクと動いてくれたら楽だものね。
フロッピーディスクドライブを知らない現代人には、少し酷かもしれない。
でも、実は本当のことを言えば、わたしも通信環境はやっぱり速い方が良いと思う。(笑)
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