気ままにレポ集

気ままにレポ集

自分用のメモにイケメンシリーズメインでレポしていきます。
完全ネタバレなのでお気をつけください。
主人公名はりあんです。

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完全ネタバレです。閲覧はご自身の判断でお願いします。

主人公名は「りあん」です。

 

 

 

 

 

 

 

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(……でも、起こしたりしたら悪いよね)

 

ため息をついて、そばにあった羽織を秀吉さんの背中にかけようと近づいた瞬間――

 

秀吉「――捕まえた」

 

(…え!)

 

ぱっと振り向いた秀吉さんに、腕の中へと捕獲されてしまう。

 

秀吉「今日、やっとお前に触れられた」

 

秀吉さんの腕は、相変わらず優しかったけれど、いつになく声色が焦れているような気がした。

 

りあん「秀吉さん、起きてたの……っ?」

 

(こんなにくっつくの、今日は初めてだから……妙にドキドキする……)

 

秀吉さん「ああ。お前が来たら捕まえてやろうと思ってな」

 

りあん「え? なんでそんな…?」

 

秀吉「決まってるだろ、尋問するためだ」

 

りあん「尋問……!?」

 

(なにそれ、怖い…!)

 

秀吉「今日一日様子がおかしかっただろ。お前も、他の連中も……」

 

(気づいてたんだ……)

 

秀吉「まあ他の連中のことはこの際いい。問題はお前だ、りあん」

 

秀吉「態度がおかしかったのはなんでだ? 俺じゃなくて他のやつを頼るのも……」

 

秀吉さんの顔に浮かんだもどかしげな表情に、きゅんと胸が疼く。

 

(私のこと、気にしててくれたんだ)

 

秀吉「お前の世話を焼くのも、お前を甘やかすのも、全部俺の役目だってのに……」

 

りあん「ごめん、これにはわけがあって……」

 

秀吉「わけ?」

 

(私の一存で、答えるわけにはいかないな……)

 

りあん「い、言えない」

 

秀吉「そうか……仕方ないな」

 

秀吉さんは、顔を近づけると、私の耳に息をふーっと吹きかける。

 

りあん「っ…!」

 

背筋がぞくっと震えて、耳が、顔が、全身が、途端に熱を帯びていく。

 

秀吉「顔、真っ赤だぞ。お前、耳弱いもんな」

 

りあん「急になにするの…っ」

 

上気した耳を押さえながら講義すると、秀吉さんは少し意地悪に笑う。

 

秀吉「尋問だって言っただろ? ちゃんと言うまで続けるからな」