【建設業 キャリアアップシステム】

国交省が推進する、建設業に関わる現場管理をより効率化するために技能者の資格・経歴・社会保険状況・就業履歴等を登録

■技能者が経験に応じた適正な評価を受ける

■建設業者の事務負担軽減

 

技能者登録のメリット

技能者の処遇改善の為に能力などがデータ化されます。

  • 経験
    →日数、年数
  • 知識
    →資格
  • マネジメント能力
    班長・職長経験、登録期間技能者の講習履歴

これらの内容がレベル1(見習い)~4(高度なマネジメント能力を有する者)に分けられ、本人のモチベーション、取引先への営業にも役立てます。

技能者にはICチップが内蔵されたカードが発行され、現場入場の際に就業履歴が蓄積され、いつ、どの現場で何をしたのかが実績として蓄積されます。

事業者登録のメリット

現場管理の効率化ができます。

誰がいつ、どの現場に入ったかの管理ができ、資格者の配置等を把握しやすくなります。

作業員名簿や施工体制台帳の作成が自動化され、建退共関連の事務作業も簡略化されます。

経営事項審査での評価

  • レベル3、レベル4の技能者の加点
  • 技能者のレベルアップによる加点 (レベル2以上のカードを発行するにはレベル判定システムの申込みが必要)

登録にかかる費用

資本金に応じて事業者登録の費用は異なります。

  • 一人親方・・・0円
  • 500万未満(個人事業主含む)・・・6,000円
  • 500万~1,000万・・・12,000円
  • 1,000万~2,000万・・・24,000円
  • 2,000万~5,000万・・・48,000円

5年更新、更新の都度必要な経費です。

技能者にかかる費用

  • 簡略型 一人につき2,500円
  • 詳細型 一人につき4,900円

レベル判定の申請には詳細型での登録が必要なので詳細型をお勧めします。
10年更新、更新の都度必要な経費です。

簡略型の登録内容

1.本人情報
2.所属先事業者情報
3.職種
4.経験等
5.社会保険(健康保険、年金保険、雇用保険)
6.建退共
7.中退共

詳細型の登録内容

簡略型に加えた14項目が登録されます。

8.労災保険加入
9.健康診断
10.学歴
11.登録基幹技能者
12.保有資格等
13研修等受講履歴(研修名)
14.表彰履歴

管理者ID利用料

建設キャリアアップシステムで事業者情報を管理するために管理者IDの登録が必要で毎年利用料として1IDにつき11,400円(一人親方2,400円)がかかります。

その他

現場で技能者がIDを利用するごとに現場利用料として1人につき1日10円です。

元請はカードリーダーを設置する必要があり、現場利用料は元請が負担です。

下請の場合は元請が負担するため無料です。

熊本のCCUSは行政書士法人塩永事務所におまかせください。