✐愛に包まれて6 | 愛の詩

✐愛に包まれて6

✨愛の誓い✨


大学3回生の秋、私は翔さんと正式に結納を交わし婚約をした。
そして翌年2月バレンタインデーの日に都内のチャペルで挙式を挙げホテルにて披露宴が行われた。
両家のお仕事のお付き合いもあり政財界の方々も参列しての宴となった。
翔さんはお父様な跡目を継承することになっているため、私もお父様、翔さん、片瀬さんから組の事を詳しく教えられた。本当はもう少し早めにとのお話もあったが大学は卒業したかったしケジメをつけたかった。
披露宴は和やかなムードで思い出に残る素晴らしい式だった。新婚旅行は二人の希望でフランスへ出かけた。
「私達の出会いはホントに偶然だったよね?あのとき翔が助けてくれなかったら私どうなってたかな?」
「大丈夫お前ならちゃんと乗り越えられたよ」
「翔、莉子みなさんのお役に立てるように若頭の妻としてしっかり勉強していくのでよろしくお願いします」「こちらこそ。組を継続していくのは大変だけどお前ならきっとやってくれると思うよ。頼むよ莉子」
「はい、あなたお任せください。うふっ」「えっもう一度言ってくれないか?」私は俯きながら呟いた。
「あなたお任せください」
「莉子、堪んない、早くホテル帰ろう」「もう気が早すぎです」
楽しい新婚旅行から帰り莉子は無事大学を卒業し神崎組若頭の妻としてみなの面倒もよく見てみんなから愛されていた。
「莉子一生傍にいてくれ愛してるよ」「はいお傍にいます。あのね秋にはパパになるのよ?頑張ってねパパ」「本当か?デカした莉子、ありがとう。みんなで幸せになろうな」「はい」
新しい生命を授かり幸せに満ち溢れた二人の未来に乾杯🍻
 

✨✨✨✨✨✨✨✨✨


愛に包まれて終わりました。

長かったですね。

読んでくださった方ありがとうございました。