猫じゃないです。にゃおーん。
爪をキレイに短くする必要がありまして、やすりをかけながら浮かんできたこと。


こんな風に爪を短くして丁寧にやすりをかける作業は、リフレクソロジーを学んでいた時以来です。
体験された方はご存知と思いますが、リフレクソロジーは(色んなテクニックがありますが)主に指先でプレッシャーをかけていくので、クライアントさんの肌に触れても痛みや違和感がない程度に爪のお手入れをします。やすりのかけ方も教えてもらいましたが、私の爪の形はどうもマッサージ系に向かないらしく、気を付けないとクライアントさんに不快感を与えるか、深爪しすぎて自分が痛い思いをします…。


さて、感情って、ふとしたきっかけで甦ってきますね。
懐メロを聞いて、その曲が流行っていた頃のことが思い出される…そんな感じ。


今回の爪とぎで浮かんできたのは、リフレクソロジーを勉強していた時に経験した、たぶん私にとって初めての大きな挫折感、でした。
今となっては、あーそうだったなぁ…という程度ですが、『頑張ってもどうにもならない理不尽なこと』を突き付けられた、当時はがっくり体調崩すほどの打撃。おそらく…それがきっかけで、以降『他人の身体に触れる』ことを避けていたんじゃないかということに気がつきました。
我ながら無意識に記憶を封印していた気もしますが、今回は結構リアルに思い出した…。


私の場合、現在リフレクソロジーに関することは何もしていませんが、結構お金も時間もかけて勉強したので、まったく使っていないことに「もったいない」という人もいます。でも、もったいないかどうかはその人になってみないと分からないですね。


費やしたお金や時間の中で得たこと、それから今回甦った大きな挫折感(←当時)を通して気がついたこと、良いことばかりではないけど経験して無駄なことはないっていうのが今の正直な感想です。
何より、あの経験がなかったら今の私はいないですね。そして私は今の自分が好きです。やっと心乱されず冷静に、当時を振り返ることができるようになったのかもしれません。他人の身体に触れることへの抵抗もなくなる…のかなぁ…。


今現在の自分の基準や無意識の判断って、過去の経験や思い込み、それに伴う感情なんかに基づくんだなーってしみじみしました。潜在意識ってヤツですかね…他にも余分なモノはどんどん解放していきたいな。