コタツ

私は詩音と花音が初めてのわんこなので犬の習性などはあまり知りませんでした。だから、狭い犬小屋で丸くなっている犬を見るとかわいそうだな、とも思っていました。でも、犬はもともと穴を掘って住んでいたので、狭くて暗いところは安心するんですね。
ところが、詩音はクレートトレーニングが上手くいかずクレート大嫌い犬に...。暗くて狭いところに自ら入るのを見たことがない...と思っていたら、ついに犬の習性を目の当たりにするときが...。
まだ寒い冬の日、ふと気がつくと詩音の姿が見えない。花音に「詩音はどこに行ったの？」一応聞いてみる。花音は「さあ...？」と言ったとか言わないとか。
おかしいなーと思いながらコタツに足を入れると何やら柔らか～いモノが。びっくりしてコタツを覗くとそこに詩音がいたのでした。
我が家はコタツのコードをしおかのにかじられて使用不能になったので、電気カーペットのみのためコタツの中は真っ暗。一体何が気に入ったのか、それからはよくコタツにもぐるように。一方、クレートがそれほど苦手ではない花音はあまりコタツに入ろうとしません。わからないものです。
詩音は時々写真のように頭側半分だけコタツに入れたりします。なんだかコタツに脚が生えているみたい。

しっぽ

わんこのしっぽは個性があって面白い。コーギーなんかは断尾されてるコも多いけど、個人的にはやっぱりしっぽがあったほうがいいです。
以前、ドッグランで出会ったわんこ、サルーキとワイマラナーはとても長くて綺麗なしっぽを持っていました。全速力で駆け抜けてしっぽをくるりと回して方向転換。上手。優雅。しおかのはソーセージみたいなしっぽが申し訳なさそうにくっついてる。もちろん、全速力で駆け抜けてもしっぽを使って止まることも方向転換することもできない。あまりカッコよくはないけど、このしっぽがとてもカワイイときがあります。それは、私や主人が帰ってきたとき。短いしっぽをものすごい速さでぶんぶん振って熱烈歓迎ぶりをアピール。その動きは本当に感情が表れているなと感じます。
それ以外にもしっぽに感情が表れていると感じるのがこの写真。好奇心旺盛で誰にでも愛想を振り撒く詩音はお散歩中もしっぽがぴんと立っています。一方、ビビりチャンピオンの花音はお散歩中もたいていしっぽが脚の間に落ちていて「花音、しっぽどこにいった？」というくらい見えません。こんなところにも二匹の性格の違いが表れていて面白いです。

お外でランチ

最近とても暖かいので、自宅のバルコニーにアウトドア用のチェアーを引っ張り出してお外でランチをすることがあります。柔らかい陽射しを浴びて食べるゴハンは気持ち良さそう。なんだか優雅じゃな～い？早速ランチの準備をしていると、いい匂いにつられて鼻をヒクヒクさせたしおかのがやってきました。ダイニングテーブルがあればしおかのも届かないけれど、チェアーだけだと余裕で届く。とりわけ詩音は食いしん坊で、今までどれだけ被害に遭ったことか...。
仕方がないので、しおかのにはガムを進呈。二匹がガムに夢中になっている間に私もサンドイッチをパクパク。美味し～い。一生懸命食べたけどやっぱりしおかのがガムを食べ終わるほうが早かった...。忍び寄るしおかの。狙うのは当然私のサンドイッチ。

結局その後私はサンドイッチを頭の上に持ち上げ、背伸びをしながら食べたのでした。なんだか優雅なお外ランチとはほど遠い必死さ。
私が食べ終わっても詩音はサンドイッチが入っていたパックに未練たらたら。私の膝の上にあるパックを前脚を伸ばして取ろうとする姿が可笑しくてつい笑ってしまいました。
しおかのには敵いません。