林真理子著 「運命はこうして変えなさい」

読み易いので数時間で読了

抜粋

女友達はやっぱり美人を選ぶべきである

女というのは、十五歳の時をどう生きたかで、その後の人生がすべて決まってしまう

若々しく見える女たちの順序

芸能人>水商売の女>マスコミ>フリーター>キャリアウーマン>金持ち>普通の主婦>何もしない女

しかし、この図式にあてはまらない女の一群がいる。

いわゆる「嫁きそびれてしまった女」というやつだ

魔性の女の特徴は、沢山のプレゼントをもらっても、平然としていられること

気にくわないものはあっさりクズ箱に捨てる。

このくらいの美意識と余裕がなければ、どうしてモテる女になれよう

黙っていても男の人を寄せ付けるのが魔性

世の中の女性は、

①料理隙の掃除嫌いか

②掃除好きの料理嫌いか

にはっきり二分出来る

どうやら掃除の整理能力と料理のクリエティブ能力とは相いれないもの

昔の同級生に合うのは、女にとってあたかも鏡を見るようなところがある

女って 極端に上と下はダメなのね

十代の時にどういう恋をしたかということで、その後の人生が決まる

子供の頃から知っている男と結ばれるほどの、ナルシシズムの完結はない

甘えず生きてきた女が花嫁になる時は、本当に美しいのよ

離婚した男が、そろそろ市場に出まわってきた

本当の男の醍醐味というのは、平凡な外見のスーツを着た男たちによって味わえる

地味な男ほど派手な女が好きだ

地味の派手好みという定義はもっぱら男から女に対して成立するようだ

どうして男たちといのは、あれほど露骨に女を差別するのであろうか

可愛い子、そうでない子と二分し、仕事にまで影響させる

エリートほどマゾだから 意地悪なことしたり、わがまましたりするほど喜ぶ

なぜか男は「私 熱しやすく冷めやすいタチなの」という女性がとても好き

日本男性は博愛主義者というのがあまりいない

美人かそうでないか、若い年増化ということで露骨に差別する それは

職場の女の子から 道ですれ違う女に至るまで、

ありとあらゆる女たちはそういう傲慢な視線にさらされている

男たちは男であるというだけで そういう権利を有すると思っている

それは態度にも現れている

男はエリートということだけでは人を惹きつけることができない

ぶ男ほど、人の悪口を言う時にすぐに容姿をあげつらう

人間はもうワンランク成長できる

小さな努力をひとつひとつ重ねていくことが、

大きな成果を生むことを知っている人は、いろんなことを苦にしない

不景気とはお金を持っている人が使うのを憚る空気が生ずること

他人の痛みなど所詮自分がやられてみなくてはわからない

やらないよりやった方がずっとマシ。

ゼロから始めて0.01だけしか得られなかったとしても、

ゼロよりもずっとまし

「自己投資」という言葉には 実に傲慢な響きがありはしないか

それは 自分は投資に値する人間だと信じ切っているのだから

たいした自信である

東京はどんどん変わっているし、人はどんどん死んで逝く

出来る限り色んなものを見ないと取り返しがつかないことになるような気がする

愛情は目から入る会館によって支えられている

一体いつ頃から、人は一切合切を学校に要求するようになったのであろう

現代の「友達のような親娘」というのは 本当に薄気味悪い

人は自分の為に用意された銘々皿に盛られた生菓子はたいてい食べる

乾きものには手が伸びないが <なま物>はみんな美味しそうに食べる

女の小ジワというのは 男のハゲに近い

買い物が早い女は決断力があり、好悪の感情がはっきりしている

他人のバーゲン成果を聞くのは 本当に不愉快だ

 

まーねえ、と思う箇所もありました