太陽が白いので

寝つきが遅くなり ゆっくり眠りました

洗濯物を干す以外には、

庭にも出ずに調理をしていました

なんだか

麻婆豆腐、麻婆茄子はご飯が進みますよね

それらを気に入った家族に

「麻婆豆腐茄子にして欲しい」とか言われたりします

 

期限切れの備蓄缶スパムをオムレツにしたり、

クリーム味のスパゲティにしたり、

 

 

食器は食洗器に詰めこめるだけ詰め込んで

日に2回くらい洗って貰います

 

ご飯も無くなるのが早く

しょっちゅう炊飯しております、

お米は丁寧に研ぐので炊飯も楽ではないなあと思う

お米も買わないと。

 

夕飯は

スパムのオムレツ

湯豆腐、鯖缶味噌汁

 

作家の大御所にいらっしゃる林真理子さんの人生論

忍び寄る老いをどう考え、過ごしてゆこうか

日本大学理事長就任後のエネルギッシュな勢いで書き綴られています

強い好奇心で色んなことに挑戦し 

その経験を上手く人生に反映させ実らせてこられた

ダイナミックな林真理子さんらしい著書です

 

私の前記事で

 

 

ホリエモンと林真理子さんは似ていると書いたら、

なんと、

本文中 著者の夫も同じことを言っておられた!

まとめ

林真理子著 「成熟スイッチ」

まえがき
              五十年後の別人
今から五十年ほど前、日本大学芸術学部の学生だった頃は、

池袋のあんみつやでアルバイトをしていました。
ところが並外れてトロくて動きが鈍い上に、

言われた仕事を右から左にすぐ忘れてしまう。
電話に出れば相手の電話番後を復唱することが出来ない。数字の復唱は今も苦手。
アルバイト初日から使えない子の烙印が消えることはありませんでした。
そんなある日、
あとから入った高校生の女の子が、大学生の私を差し置いてチーフに任命された。
「きっと私はこれからも一生チーフにはなれないんだろうな。」と思った。
その私が五十年を経て日本大学の理事長になりました。
あの頃、
あんみつ屋で失敗ばかりしていた自分を筆頭にいったい誰が想像できたでしょうか。


舞台の幕間のような章間を作り、
私という人間がどのように変化したかを 異なる焦点ごとに私の成熟スイッチとして

綴ってみました。

<隙間時間>と<ひとり時間>を上手く使う
東京から新幹線に乗り、 

エッセイを一本さらさら書き上げて名古屋駅で編集者に原稿を渡した

センスがあると王道をいけないので、万人の支持を得ることは出来ない
→センスがあると王道に行けないので万人の支持をえることは出来ない。
大衆的な人気を得るにはある種の土臭い野暮ったさが必要。
大衆のメインカルチャーにいると広範囲の人に知って貰え、

本も売れてお金が沢山入る確率も高くなる。つまり、保守的とはイコール現実的

お金を味方につけると ひとを積極的にしてくれる 面白がって生きることが出来る
自分が好きなことにお金を遣ったお金は返って来る→その経験は小説を書く時に着物の所作、舞台、演奏会、
一流店の食事、旅行、知的好奇心を満たす他に 

「使ったお金は全て使った人の教養の一部になる」

洋服も気に入ったものを買うと自信がついて 積極的にしてくれる

飛行機のファーストクラスに一度でものれば、それがどういうものか知ることが出来る。
その後の人生は、ビジネスクラスであろうがエコノミーであろうが

臨機応変に乗り換えればいい。
一度でもファーストクラスに乗った経験と心の余裕は一生もの。

チボー家の人々、戦争と平和、大地、紀ノ川、華岡青洲の妻、石坂洋二郎、有吉佐和子

時を経て再読すると、

自分は何故この作家が好きなのか、自分の本質までも見えてくる。
漫画、音楽も含め 偏愛できるひとりの作家、芸術家が現れるということは

人生の大きな幸せである

「本をたくさん読んだから、立派な大人になってイイ会社に入れるとは限らない。

でも、大人になった時ひとりでいることを恐れずにすむ人間になります。」

旅の記憶が何年経っても人生を後押ししてくれたり、勇気づけてくれる。

生き残るものは変化する者
白い紙に何かを書いて手を動かすのが何よりの気分転換。
原稿用紙をいつも持ち歩き新幹線、喫茶店などどこでもいつでも少しでも時間が出来るとペンを走らせる。(今も原稿は手書き)


小説を書く時には手が自動的に動き始めます。登場人物が次から次へしゃべり、

物語が勝手に進んでいき、気が付いたら三十枚書いていた。

まさに「ゾーン」に入っている状態

作家としての転機は、
「ミカドの淑女」1990年醜聞にまみれた明治の女子教育家 下田歌子を書いた小説

多くの作家は、私が、私はの一人称で小説を書き始める(一人称は内面を繰り下げていく作業)
第三者の視点で書く小説は、一人称とは違って 俯瞰するカメラが必要になる。
そのカメラをどこに据えるか、どの順番でカメラの位置を決めていくか

プロのテクニックが一層求められる。
白蓮れんれん、テネシーワルツ

林真理子の人生訓のひとつ
「生き残るのは大きなものでも強いものでもない、変化していくものだ」

人生を<俯瞰する>&<自己愛>の活用で生きる
私は就職試験を全部落ちた時にも不採用通知を束にして保管して、
「成功して有名になった時にみんなに見せてウケよう」と将来ネタに考えていた

誰かにバッシングされた時、「何故この人は自分のことを叩きたいのだろうか」と考えると、いろいろ見えてくる

若い頃は、美人というだけで何も書いていないに等しい人が「美人作家」と称されるのを見るにつけ腹立たしく思ったが、今は「ああ消えて行ってしまう人だな」とすぐ分かる。
レベルが達していないのに作家と名乗らねばならない辛さに同情していまったりする。
長いスパンで物事を大きく考えられるようになる。

自分がどこへいくのか、どこまで出来るか試してみたい、面白そうなことは何でもしてみたい。
成熟とは「昨日のままの自分だと少しつまらない」と思い少しずつ変わっていくこと。
何もやらなかったら何も学べないので
少しでいいから何か新しいことをして「昨日と違った自分」になってみる。自分の変化を楽しむこと。