防衛モニター⑫ 潜水艦『なるしお』内部見学 | 仙台 パステルアート・タロットが学べる「アトリエ風舞」キクチナオ子

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防衛モニターとして、4月の「ヘリコプター体験搭乗」に続き、今回は「艦艇公開 in 仙台港」に行ってきました。

 

この体験について、

1.「潜水艦なるしお」内部見学

2.「掃海艦あわじ」乗船見学

3.ゲットした自衛隊グッズ

の3回に分けてお伝えしていきたいと思ってます。

1回1回が長いです…(多分)

 

 

 

 

 

防衛モニターとして2回目の体験会です。

2023年7月9日(日)晴れ

前日は結構な雨降りで大変だったようですが、この日は青空の多い暑い暑い1日でした。

 

一般の方の駐車場は少し離れた場所でしたが、防衛モニターとして招待された私たちの駐車場はすぐ近く。

優遇されています(*^^)v

 

 

港にはたくさんの隊員さんたちが…

海上自衛隊の皆さんの制服の白がまぶし~い

迷彩服も陸自の緑に対して海自は青

これもまた良きグッド!

 

 

 

岸壁から見えるのは潜水艦の頭?の部分だけ

 

 

「潜水艦なるしお」主要性能項目

「おやしお」型潜水艦の6番艦として平成15年3月に就役

基準排水:2,750トン

全長:81m

最大幅:8.9m

高さ:10.3m

速力:水上12kt(時速22㎞) 水中20kt(時速37㎞)

主要兵装:水中発射管一式

推進方式:ディーゼル電気推進

乗員:約70名

 

 

「掃海艦あわじ」から見た「潜水艦なるしお」

 

潜水艦の上に数人立っているのが見えますが、そこから内部に入っていきます。

8人1グループで、我々は「2GP」のネックホルダーを渡されました。

 

潜水艦内にはスマホやカメラの持ち込みはできませんでしたので、これはイメージ画像です。

ハッチから垂直に3メートル程梯子を伝って降りていくのですが、これがまず最初の難関でした。

梯子の昇り降りなんて最後にしたのはいつだろうと思い出せないくらい

握力の衰えと体重の増加を改めて実感させられました。

 

艦内は3階建て構造で、階段は当然のことながら狭くて急です。

手摺にしっかりつかまりながらゆっくり昇り降りしました。

 

 

垂直移動も大変でしたが水平移動も同じく大変。

 

各区画に移動するには、直径1メートルに満たない丸いドアをくぐって行かなければなりません。

くぐり方の注意として

「まず最初に効き足を向こう側に出して、頭をぶつけないように注意しながら腰をかがめてくぐってください」

 

50センチ位浮いた小さな小さな幅のある茅の輪をくぐるイメージでしょうか。

例えがわかりにくい!

同行者の一人は「脚が攣りそう」なんて言ってました。

 

 

艦内は外の気温に比べると、暑くもなく寒くもないちょうど良い温度。

常時20℃に設定されているそうで、

「これは我々乗組員のためではなく機械が正常に動くようになのです。」

「人間のためではありません」

「機械用です」

と、複数の方が力を込めて何度もおっしゃっていたのがちょっと微笑ましかったです。

 

 

潜水艦が大きいとはいえ、機械装置等も大きいため乗組員が動き回れる部分には限りがあります。

そのため、全てがコンパクトにできています。

階段もそうでしたが、トイレもシャワーも1人がギリギリ使える広さ。

しかもそれぞれ2つしかないんですって!

50人にトイレ2つはキビシイ!

幹部用は別にあるそうです。

やっぱり偉くならなきゃ…ね。

 

 

個別の寝台は見ることはできませんでしたが、新人さんは機雷の傍で寝るそうで、そのマットの幅は寝返りを打ったら落ちてしまうほど狭いものでした。

 

食堂も狭く、テーブルの下にも収納可能な椅子の下にも玉ねぎ、じゃがいも、にんにく、さつまいもなどがぎっしり収納されていました。

なにしろ70名3食、数日、数週間分ですからね。

今日のメニューはカレーだそうで、美味しそうな匂いが漂っていました。

 

隊員さんの説明にもありましたが、密閉された艦内には機械油の臭いや食べ物の匂い、昔は喫煙も可能だったため様々なにおいが充満しているとのこと。

うん、確かに。

でも我慢できないほどではありませんでしたよ。

 

 

「潜水艦なるしお」は20年経つ古い型だそうですが、艦内はきっちりお手入れがされているようでどこもかしこもきれいでした。

素晴らしい!

 

 

潜水艦の乗組員になる為の適性検査の中に「閉所恐怖症ではないか」というのがあるそうです。

まぁ、当然ですよね。

窓のない狭い空間に長い間閉じ込められる?訳ですから、耐えられない人もいるでしょう。

 

 

潜水艦と言えば【潜望鏡】

これも実際に覗かせていただけました。

 

(イメージ画像です)

 

ハンドルを握りながら自分が潜望鏡の周りをグルグル回ります。

隣にいた「掃海艦あわじ」がよく見えました。

これをやったらすっかり私も乗組員気分です。

 

 

 

2019年4月に公開された

【ハンターキラー 潜航せよ】

期待ゼロで見たのですが、意外や意外、めちゃめちゃ面白い映画でした。

また見たくなってしまいましたよ。

 

 

そう言えば、乗組員の皆さんは乗船の際、ハッチを降りたすぐの所にあるスマホ専用ロッカーにスマホを預けてしまうそうです。

それは次に潜水艦を降りるまで手にすることはできないとか。

それを聞いて、有川浩氏の「クジラの彼」という小説を思い出しました。

潜水艦乗りとの恋愛は遠距離恋愛より難しいでしょうね。

 

ふたりの恋は七つの海も超えていく。男前でかわいい彼女達の最強恋愛小説集!

『元気ですか? 浮上したら漁火がきれいだったので送ります』

彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。

聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。

いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。

そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも7つの海が横たわる……。

表題作はじめ、『空の中』『海の底』の番外偏も収録した、男前でかわいい彼女たちの6つの恋。

有川浩がおくる制服恋愛小説!

 

そしてこれもまた再読してみようと思いました。

 

 

 

乗船前に潜水艦についての簡単な説明がありました。

「自衛隊の潜水艦には『おやしお型』『そうりゅう型』『たいげい型』という3つの種類があります」

「『おやしお型』は一番古く、この『なるしお』はこれにあたります」

 

(あっ、そうだ!写真が撮れないからメモしておかないと)

と思って説明を聞きながら書いたのが上の3行

漢字を聞いたら「ひらがなですが、漢字にすると大きいクジラです」

咄嗟に「鯨」という漢字が思い出せず、書いたのが

「大 魚 くじ●」

ひゃ~っ、恥ずかしい(〃ノдノ)

 

乗船の前に手荷物を全部預けてしまったため他には全くメモできず…

メモの意味なくなくね~?

 

今も記憶を頼りにこれを書いています。

なんかもっと色々説明していただいたはずなのに思い出せるのはこれくらい。

 

 

とにかく「は行」の多い1日でした。

初めて潜水艦を目の当たりにして「はぁ~っ」

艦内に降りていくハッチの梯子を見て「ひぃ~っ」

無事降り着いて「ふぅ~っ」

見るもの聞くもの説明を受けるすべての事に「へぇ~っ」「ほぉ~」

 

滅多にできない体験ができてとても幸せでした。

 


防衛モニターにならなくても一般応募すれば体験可能ですが、しょっちゅうアンテナを張っておかないと情報を得るのが難しい。

その点防衛モニターなら事前に招待連絡をいただける上、一般の方より少しだけ優遇されます。

現在令和6年度防衛モニターの応募を受け付けています。

興味のある方は是非!

 

詳細はこちらから→「防衛モニター⑨ 令和6年度の募集始まる」

 

 

 

見学後にパシャリ

 

余計なおまけ

前回の陸自に続いて海自でもイケメン隊員さん発見!

潜水艦の観察と共にイケメン隊員さんの観察もしっかり行ってきました

( ̄^ ̄)ゞ ようそろー

 

 

※防衛モニターに関する記事一覧はこちらから

「防衛モニターレポート記事リンク集」