こんにちは。医療法人、クリニックに強い税理士、日本橋中央税理士法人の塩谷満です。
70歳以上74歳以下の高齢者の医療費自己負担金は現在1割負担となっています。政府ではこれを2割負担にするか否かが議論されています。
先日、担当先の内科クリニックに訪問したところ、採血、エコーなどの検査について、「初診患者は分け隔てなく実施するけど、再診の場合は患者負担が1割か3割かで考えてしまうな。」と言っていました。つまり検査点数が586点とすると、自己負担金は1割の場合は580円で3割の場合は1740円となります。当たり前ですが3倍になるんですね。
必要な診療を行う観点から考えれば、自己負担金の割合にかかわらず検査を実施すべきでしょう。しかし、その者に資力がなければ高い医療費を負担し続けることは困難になります。結果、診療抑制がかかりクリニックの収入が減ります(患者にとっても、より症状を悪化させるかも知れません)
70歳以上74歳以下の高齢者の自己負担が2割になれば、収入の減少は避けられません。特に団塊世代が70歳以上になる時に大きく現れると思います。


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