こんにちは。医療法人、クリニックに強い税理士、日本橋中央税理士法人の塩谷満です。
患者の医療・健康データを電子化し、患者本人が把握・管理できるようにするEHR(電子健康記録)に注目が集まってます。
EHRは、カルテなどを電子化し外部サーバーで保管するのですが、セキュリティ及びプライバシーの問題や、規格が統一されていないこと、設備投資に多額の資金がかかることから実現性が難しいとされてきました。
しかし、東日本大震災によりカルテ、処方箋、健診データが失われたことを踏まえ、EHRへの取り組みが見直しされています。総務省、経済産業省でも補助金の予算計上が行われる様子です。
イギリスでは医療機関をネットワーク化するプロジェクトが2005年から本格化し、患者がどの医療機関を訪れても医師は医療データを参照できます。デンマークでは、患者データをサーバーに集積し、国内の医師の9割以上が治療を担当する患者のデータを見ることができます。反対にドイツ、オランダではプライバシー確保などの問題からEHRは進んでいないようです。
EHRにより医療費が効率的に使われることを期待したいと思います。
(11月24日 日経新聞)


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