最近、よく父が夢に出てきます。

今日はすごく豪華なホテルに家族で泊まる夢を見ました。

その夢の中で

「去年はパパときたねー」って

母たちと語り合うシーンがあって

夢の中の回想シーンで

父はジェットコースターに笑顔で乗っていました。


夢の中でも父は死んでいました。


父が死んでから一年が経ち、

ここ最近、なんだか悲しさや寂しさが

増してきた気がします。

直後は実感がわかず

現実味がなかったのに

一年を超えると、いやでも実感する場面に

たくさん遭遇するので

その度その度に父を思い出しては

悲しくなって悔しくなります。


時間薬は 一体いつから、、?


この間、徹子の部屋を見ていて

キャシー中島さんが

「いつでもその瞬間に戻れる」ようなことを

仰られていて、

そうなんだよな、そうなんだよね

と思ったし

やっぱり永遠に続くし背負うんだなあとも

思いました。



がんになってからの父との思い出は

かけがえのないもので

長くないことを分かっていたから

とにかく日を空けずに会いに行っていたし

連絡もマメにして、写真や動画も

たくさん撮るようにしていました。


でも

子供の頃や大きくなってからの記憶は?

あんまりなくて

父親というものが鬱陶しくて

口を聞かない期間も結構あったし

自分の中にそういう思い出ばかり覚えていて

悔やんでいました。


そんなとき

YouTubeで何気なくポケモンの動画を観てたら

とあるBGMで

父との思い出がひとつ、よみがえりました。


何気ない日常の一コマだけど

それは大切な思い出でした。


子供の頃の具体的な思い出は

ふだん忘れている。

それが悲しかったけど

実はちゃんと記憶の引き出しにしまわれていて、

場所さえ分かれば、すぐに取り出せるんだなと

そんなことを感じました。



長くなりましたが

死後一年、悲しさや寂しさが増してきたけど

それは思い出が少しカバーしてくれるなぁと。

そんな思い出をたくさん思い出したいし

遺された家族で、これからもたくさん話したい

もっともっと思い出したい。

そんなことを思いました。