早いもので、明日で

父が亡くなってから、1ヶ月が経つ。

父のことを考えない日はない。

毎日父を思う時間があり

毎日いつでも頭の片隅に父がいる。

ふと、父のことを考え、少し泣く

の、繰り返し。


亡くなった直後は実感が湧かなかったけど、

お産を終えてからは

毎日悲しくて、父がもういないということを

思い知らされている。


父が亡くなって寂しいから泣くのか。

それもある。

でも、それ以上に、

苦しかっただろう、つらかっただろう、

最期はせん妄が出ていたが、

苦しくなかっただろうか

何を思っていたんだろうか

もっと生きたかったよね

最後に一回キャンプに行きたいって言ってた、

腹一杯食べたいって言ってた。

どれだけ無念だっただろう、

なんで63で死ななければならなかったんだろう。

そーゆーことを、

どちらかというと、父自身の心情を思うと

つらくて泣けてくる。



渡辺徹さんの訃報を知り、

胸がツンと痛んだ。

61だなんて、若すぎる。

最期の公の場での動画にて

病気が分かった時、

「まさかオレが!?」と思ったと語られていて

まさに父そのものだった。


父は、

弟と母を大腸がんで亡くしているが

自分にもそのリスクがあるなんて

ちっとも思ってなかったらしい。

これは母から聞いたことだけど、

会社から定期的に送られてくる大腸がんの検査を

先延ばし先延ばしにしていて

母が口すっぱく何度も何度も

病院に行くように話したが

なかなか父は行かなかったらしい。


実際に、がんがわかったとき、

自分にもそのリスクがあると思わなかったのか?

と、母に聞かれて

まさか自分が、、と答えたらしい。


だから

渡辺徹さんの言葉には

父を思い出さずにはいられなかった。




でも、

どれだけ気をつけていても

逸見昌孝さんのように

発見が遅れることもあるし

なんだか、それも運みたいだなって

思ってしまう。

がんの進行スピードは早すぎるから

本当は年に1回の健診ですら、

少ないほどなんだろうけど、

なかなかしょっちゅうはいかないから

どう防げばいいのか、分からない。

健康診断のあとに、がんが発生したら

発見は1年後になってしまうし

健康診断の前にがんが発生したら

それは早期発見になる。

そんなの、分かんない。



父が亡くなっても

日常は過ぎていく、、

それが、いいのか悪いのか分からない

漠然と、もう近しい身内は母や妹しかいないから

今度はその2人が連れて行かれやしないかと

そして私自身も

早く死んじゃうのではないかと

漠然とした不安がずっとある、怖い。



父を看取ってから

ずっと、怖い。






明日のお寺さんには

私は行けないので

自宅で父を思います。



そして渡辺徹さんのご冥福を

心よりお祈りするとともに

ご家族さまのこころが心配です。