ブログネタ:ちょっといい話教えて
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本文はここから
ヤンキーとおばあちゃん、そして「巨人の星3」
というパチスロ機のお話です(笑)。
今を遡ること、2年あまり・・・(ちょと曖昧)、、、
地元のパチンコ屋さん、ホールKでの出来事です(・∀・)。
当時、地元にはパチンコ屋さんが5件、スロ専が1件
あったのですが、このホールKは唯一ワンフロア型で、
1Fにパチンコとスロットが併設されていました。
他の店はみな、1Fがパチンコ、2Fがスロット・・・
という構成でした。
そのためか、このホールKのスロットコーナーにおける、
年寄り比率は、他を圧倒するものがありました。
じいちゃん、ばあちゃん、いっぱい!
(´・ω・`)ノ 他は階段上り下り、シンドイもんね
当時はストック機の時代。
ゾーンってものが存在してましたよね?
普通、打ち手は、雑誌やネットで勉強して、
打つ台を選び、遊戯するもんでした。
でも、、、、
じいちゃん、ばあちゃんには、
んなの、関係ないんです。
中には勉強熱心な方々もいらっしゃいましたが、
殆どのじいちゃん、ばあちゃんは、
ゾーン内だろうが、外だろうが、
お構いなしに着席しては、1Kずつ謎のカニ歩きを
してみたり、、とにかく、その行動は奇想天外、奇天烈。
多分、その理由は、
「リーチ来ないから」 (意味:熱い演出?)
「出そうな気がしないから」
・・・そんな感じなんだろうと思います(苦笑)。
だから、たまに行くと、時々、ビックリするような
G数の台が拾えたりしたもんです。
そんなある日。
夕方、何気なく立ち寄ったそのホールKにて、
私は、心温まる光景を目撃しました(笑笑)。
お店に入り、一通りスロットコーナーを偵察し始めた私は、
1人のばあちゃんがレイのごとく、カニ歩きの真っ最中に
遭遇しました。
そのばあちゃんは、何回か見かけた事がある常連さんです。
「あぁ、今日もいるわ」
と思って素通りしました。
私は目ぼしい台を見つけ、小1時間ほど遊んだところで、
おトイレに行きました。
トイレの前のシマは、巨人の星3でした。
ふと見ると、、さっきのカニ歩きお婆ちゃんが、
そこに座っていました。
その隣は、これまた、たまに見かける、ガラの悪い若者。
・金髪角ガリ
・ピアス一杯
・白いスウェットの上下
・雪駄
・眉毛なし
・数珠みたいなプレスレット
そして、極め付けの、
・ふんぞり返りのウミウシ座り!!
まぁ、絵に描いたような、ヤンキー男子ですね。
彼の台は、500Gくらい嵌ってて、特訓中。
あひゃっ!! 大事な場面ですねーー(・∀・) カイジョシテオネガイ!!!
すると、ばあちゃんの台が賑やかになって、
なんと、、BONUSが確定しちゃいました!
「あらーー!」
私は、思わず足を止め、様子を見守ってしまいました。。。
ばあちゃんは、すかさず、コールボタンを押しました。
あ、そうだよね、、店員が揃えてくれるよね・・・
ホッとして、私はトイレの中へ・・・ (´・ω・`)モレチャウヨー
用をたしつつ、、、
はっ!!!
としました。
だって、、、、あの台、巨人の星3ですよ!???
ボーナス中も、目押しをしないと枚数とれないんですよ・・・
展開良くこなせば、500枚以上の枚数がとれるけど、
3連白7を押せなかったり、リプ外しをしないと、
200枚ぐらいしかとれないんですよ。
あのばあちゃんに、、、
ボーナス目押しを頼むようなばあちゃんに、
そんな技、無理でしょう?
絶対、無理!! (>_<)
どうしよう・・・
ドキドキしながら、トイレの外に出た私・・・
ばあちゃんは、当然の事ながら、
見事なオヤジ打ちでBIGを消化している最中でした・・・orz
飛雄馬が、
「行くぜっ!」
と言ってます!!
「行くぜっ!」の時は、
3連7(別呼び名:一徹3兄弟)を左に狙わないと・・・ (>_<)
あーーー、、、どうしよう、、、どうしよう、、
見てられないわ・・・・
トイレの前で、オロオロする私・・・・
そして、、見ました。
感動の名場面を(笑)
隣のヤンキー君が、寝そべったまま、
右手を伸ばし、ばあちゃんの台の左リールに、
ベシッ!
と、、一徹を止めたのです!
ヤンキー君が、ばあちゃんに何か話しています!!
ばあちゃんは、ヤンキー君の方を見ながら、
一生懸命うなづいてます。
そして、そのままヤンキー君は、その姿勢のまま、
ばあちゃんのBIGを消化していきました。
左に一徹が止まるたび、
ばあちゃんは小さく会釈をしていました!!
(´・ω・`) きゅんっ
ときましたよ、私は(笑)。
ボーナスを揃えてあげるってのは、まぁ、
よく見る光景です。
でも、ボーナス消化までも手伝ってあげるなんて、
初めて目撃しましたから。
しかも、いかにも、親切とは無縁そうな、
コンビニの前で体育座りしてそうな子が(笑)。
ヤンキー君は途中、若干姿勢を正して
ばあちゃんのBIGを消化しておりました。
最初はばあちゃんと同じくらいな座高だったのに、
(´・ω・`) やっぱり、君、デカかったじゃん(笑)
みたいな。
そんな、ホールで見かけた、ちょっとイイお話でした!