Bonjour ! 浅見子緒(あさみ・しお)です。

 

ご来訪ありがとうございます。

 

 

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最近気になる文化として、

 

ミックスカルチャーのご紹介が続きましたが、

 

ミックス、アフリカ、ヨーロッパ、インド、といえば、

 

11歳から気になっていたフランス語がありました。

 

 

 

それは、Cochon d'Inde コション ダンドゥ。

 

 

直訳すると、インドの豚。

 

 

 

 

私が初めて受けたフランス語の授業は、

 

ロンドンの現地校で、

 

ショートヘアがチャーミングだった Madame Guilloteau の授業。

 

 

 

フランス語訛りの英語で、

 

生徒たちからは「マダム・ギロティン」と

 

からかわれていましたが

 

(今思い出してもかわいそうだったな、先生...)、

 

「英語はネイティブではない」という

 

唯一の共通点をもった英語弱者?のマダム・ギヨトーに、

 

ものすごい親近感を覚えたものでした。

 

 

 

フランス語はもともと憧れがあって

 

授業も大好きだったのですが、

 

どうしてもわからなかったのが、

 

動物のページに載っていた 

 

 

「Cochon d'Inde」コション・ダンド 

 

 

 

 

先生に聞いてもきいても、

 

「Guinea pig ギーネイピッグよ」としか

 

教えてもらえず、

 

「ギーネイピッグってなに??」と

 

イギリス人のクラスメートたちにきいても、

 

みんなが好き勝手に描いてくれた

 

イギリス人の感性による独特の絵からは

 

カピバラ以外の何ものにも似つかず

 

(どうしても、イギリスの感性に馴染めない、

 

 日本に憧れる子どもでした。

 

 一番堪え難かったのは、

 

 なぜイギリスには肌色の色鉛筆が存在しなく、

 

 Drawing というお絵描きの時間に

 

 肌をピンクで塗るのか

 

 理解しがたくて仕方のない子どもでした)。

 

 

 

どうやら豚ではない、

 

ということだけはわかったのですが、

 

 

 

辞書にはのっていない。

 

ネットで調べられる時代でもない。

 

結局あれはなんの動物だったんだ、と

 

謎に思いながら、それでも

 

フランス語のテストだけは満点をとるタイプでした。

 

 

 

ある日、大人になってから

 

「テンジクネズミ」という文字を発見。

 

 

となりには、この写真が。

 

モルモット。

 

 

 

テンジクって、インドのことだよね!?

 

ってことは、コションダンドも、モルモットってこと?

 

クラスメートが描いてくれたへんなカピバラの絵は、

 

モルモットだったの?!もっと上手に描けたでしょうが。

 

 

 

と、ようやく、20年来の謎が解明されました...

 

(人生最大の発見かもしれない、

 

 とおおげさに喜ぶ、その程度のアラサーでした、はい)。

 

 

 

テンジク、または Inde とあるように、

 

モルモットは南米原産だが、インドを経由して渡ってきた、

 

Cochon は、その形が豚に似ているから、だそう。

 

 

 

ちなみに、英語のギーネイには諸説ありますが、

 

(アフリカのギニアを経由してやってきた、

 

 南米のギアヌが訛って、とか)

 

モルモットが1匹1ギニー(通貨)で売られていたからとも?

 

http://www.cobayesclub.com/histoire_cobaye_boussarie.htm

 

 

... あいかわらず謎は残りますが、

 

残りの人生をコションダンドに捧げるのは

 

そろそろやめようかな〜とも思います。

 

 

 

Bon week-end !