母の膵臓がんの知らせを受けてから
私は私で上の空だった。

家族との生活
幼稚園行事
学校の行事
あ~もうすぐ確定申告だ。
まだ全然手ぇつけてないやガーン
(夫は個人事業主です)

義理父の退院決まったからまた手続き行かなきゃ。
(夫は私の21歳年上です)
(故に義理父も高齢(認知症ありで現在、施設暮らし)で、肺炎こじらせ入院中でした)


などと思いながら、母の心配も頭の半分以上をしめる1月半ば。


あ~~~おーっ!
やっぱり帰りたい!
とにもかくにもお母さんに会わないと!

と思っていた私。

夫にも、『一回、帰ってきたらいいよ』
と言われ、ただただ感謝えーんえーん

でも、いざ、帰省するとなると問題はありとあらゆるところに………


まずは、娘、息子に何と言うか。

これが一番の問題。

我が家では6歳になると、私の実家に一人旅をさせる。という試練?を課しています。

故に上の二人は、一人で飛行機に乗り、2泊3日程度の田舎暮らしの大冒険をして、じじ、ばば、お姉ちゃん、大きい婆ちゃんなどなどとの深い深い交流を経て絆を深めている。

大好きな大好きなばば

病気になって具合があまりよくないんだって。
だから、もしかしたら、突然ママはばばのところに行くかもしれない。
もしそうなったら、パパの言うことをきいて、お手伝いをしてね。


出来る限り分かりやすく、何度も繰り返し伝えた。
上の二人は大号泣だったえーん
私も一緒に泣いたえーん

でも、ばばは病気を治すために一生懸命頑張ってるんだって。
だからみんなも応援してくれる?

そういうと3人とも大きく頷いてくれた。

しかし、5歳の次男は泣かなかった。
あまり理解してないのかな?
それとも、ばばの存在が薄いのかな?



両方だなぼけー



ママ~、オレはじじばばのところ一人で行けないの~?

そう言われた。

無理だ。
実家はそれどころではない。


ん~~~ショボーン
行けるかわからないけど、今度、ママと一緒にいこうね~‼



涙をこらえて、そういいながら次男を抱き締めた。



子供たちにも私の荷を担いでもらった夜の出来事。