さて先ずは、
自分の立場・職をハッキリさせとかんとなと思いましてね^^;
とは言え映像作品を作る上で重要なポストである事は確かなのでこれからいきます。
「助監督」とは?
文字が示す通り、監督を助ける助手。それは何となく皆さんもわかってるかもです。
「よーいスタート!」の合図で鳴らすカチンコ(ボールドとも言います)を持ってる人、カンペ出す人位のイメージが世に知られてる助監督かなあ?テレビのバラエティ番組のADとかと一緒くたにされる事もあるかな?
大学の同窓会で助監督をやってると言ったら
「何?お前パシリしてんの?」
とか言われた事もあります(笑)間違ってない部分もあるけどね。
前置き長くなっちゃうな・・。とにかく細かく説明しましょう!
一つの作品に助監督はだいたい3人から4人、映画やお金のあるドラマだと10人くらい居る現場もあります。もちろん上下関係・位があります。それぞれが他の部所と連絡・連携を取りつつ監督のオーダーを成立させる為に準備し、撮影現場に臨みます。
◯チーフ助監督
助監督のトップです。ロケ場所の都合と役者スケジュール、監督のオーダーをもとに撮影スケジュールを作成し、更には撮影現場の進行も先頭に立って行います。
スケジュール作成は別の人間が専門にやる場合もあります。(その場合はスケジューラーと呼ばれます)テレビ班と映画班が同時期に撮影を進行する場合、もしくは現行番組と新番組が同時に動く場合もこのスケジューラーが発動するパターンが多いです。
僕の立場がこのチーフ助監督であります。ビルドの年はスケジューラーとしてクレジットされてましたね。今年は撮影現場主体で予定は書いていませんのでこれは「現場チーフ」と呼ばれています。立場や仕事としてはそんなに差はありません。
そして番組の次回予告作成、ジャンクション(放送前のPR5秒「このあとは、〜!」ってやつ) はたまた番組改変期には戦隊とライダーが競演するSHTのオープニング・エンディングを監督をする事もあります。ビルドの時はほとんど僕がやってましたが、ジオウに関しては予告・ジャンクションは僕は作ってません。この辺は人事の都合☆ 僕は過去に「ディケイド・シンケン」「ドライブ・トッキュウ」「ビルド・キュウレン」を監督させていただきました
◯セカンド助監督
主に俳優周り担当。衣装・メイクさんと連携して日々の撮影で必要な物を準備・確認します。エキストラの数や内訳を考えたりするのもセカンド。
戦隊・ライダーではアフレコ作業が必須ですが、このアフレコ予定を書いて録音に立ち会うのもセカンドのお仕事。現場では撮影進行の要となることが多いです。
常に俳優陣に近い位置にいるのと、演者と監督の間に入って意図を中継したりもするので現場のお兄ちゃん(お姉ちゃん)的立場になってしまいますね(笑)
◯サード助監督
美術周り担当。小道具・装飾さんと連携し日々の撮影で使用する物を準備・確認します。劇用小道具の書面(新聞や雑誌、今では携帯画面やパソコン画面)などが必要な場合は原稿を作成するのもサード。
特撮ヒーロー作品は着ぐるみ他玩具に絡む小道具も有るので、通常のドラマに比べてサードや小道具さんが確認する物量がハンパないです!可能なら早く卒業したいパート(笑)
◯フォース助監督
主に一番新人・見習い。大体サードと一緒に行動し業務を補佐的こなします。カチンコ(ボールド)を入れるのも大体フォース。助監督が3人しかいない現場とかだとサードがカチンコになります。あと、演者の立ち位置を記しする「バミリ」の作業も大体フォースの仕事。世間の皆様の助監督のイメージはほぼこのフォースなのかなと思います
ああ!文字が多い!how toだからこうなるよねー!
更に特撮作品の助監督は特殊なお仕事が有ったりするんですがここでは割愛。
とにかく作品制作の全体を一つ一つ説明していきます。
けど、もう読むの疲れたかな!?ついてきてね・・。
まだまだ続く〜!!