約一週間前の7月24日はスンヨンの誕生日、そしてハラとジヨンのKARAデビューの記念日だったのですが、SNS上ではKAMILIA(KARAのファン)同士で何やら揉めている人がいました。




何もこんな日にやらんでも…とは思ったのですが、KAMILIAとは言っても色んな考えの人がいるわけだし、仕方がないことなのかなとは思います。








そしてまた状況は違うのですが、その翌日ぐらいにKARAのあるメンバーの真偽不明なプライベートなことを書き込んだ上に「もう日本に来るな」的なことを言っていた人がいました。




そんなこと言うなよ…と思ったわけですが、その人は案の定というか何というか「こいつはやばい奴」とか「こんな人はKAMILIAじゃないとか」とか色々な人に言われていました。

それはまあ私も概ね同じ意見なのですが、同時に「KAMILIAとは何なのだろう…?」と考えてしまいました。




周りは認めなくても、もしかするとその人自身は自分を熱心なKAMILIAだと思っているかもしれません。

「やばい奴」と言っている人の方が、もしかするともっとやばい奴かもしれません…。そういう私自身も…。




以前、あるKAMILIAがKARAメンバーに自分の好きな順位を付けていたことがあり、それを見た別のKAMILIAが「メンバーに順位を付けるような人はKAMILIAじゃない」と言っていたことがありました。




確かに、自分が特に好きなメンバーが下の順位にされていたらいい気はしないかもしれません。ただ、「順位を付けて応援するのもファンとしての形の一つなのでは」と私は思うのですが…。順位を付けない応援の仕方、順位を付ける応援の仕方、人それぞれであって。




きっぱり言いましょう、私の中ではKARAメンバーで何やかんやスンヨンが1位であると!!

ただし、それは他のメンバーが嫌いとかそういうことではありません。KARAメンバーはみんな好きです。




おそらくは全く同じ応援の仕方などはないと思うし、KAMILIAであるかどうかというのは、他人が決めるものなのかな?と思ったり思わなかったりします。








少し前のことになるのですが、KARAではなくNiziUのファン(withU と呼ぶそうです)が揉めているのを見たこともありました。ファンの中に「CD積めない奴、グッズ買わない奴、推しに金を落とさない奴はwithUを名乗るな!」と言う人がいて、ファン同士で色々言い合っていました。

その人の中では、推しのためにグッズやCDを買いまくってお金をたくさん使うファンがいいファンであり、偉いファンなのだそうです。




確かにそういう考えもあるのだとは思います。でも、グッズを買わなくても、買えなくても、例えばCDを1枚しか持っていなくても、そのグループや曲が好きという気持ちがあるならファンなのではないかと思います…。

金を使う人が偉いファンだと思うのは自由ですが、その考えを他人に押し付けるのは違うのではないかなと思います。




いわゆる古参と呼ばれるファンの中には、周りに何か影響をもたらすような人もいます。ただ、何か勘違いしているのか、自分は凄いとか、ファンの中では自分は「上」とか思っている人もいるんですよね…。面白いなぁと思います。








KARAのファンだけに限らないし、音楽だけにも限りませんが、推しと熱心なファンというのは良くも悪くもある種の宗教的な面があると思います。推し=教祖様、ファンである自分=信徒のような。

私には好きなバンドやグループがたくさんありますが、そういう熱心なファンにはなりきれません。(なので少し羨ましい面もあります。)




そのような熱心なファンの中には、推しの批判は一切許さない!という方もいます。批判するなら聴くな!ファン辞めろ!的な。

KAMILIAの中には、KARAは全てが最高だ!!という方も多いと思います。




しかし、私はそうではありません。KARA、KARAのメンバーは勿論好きですが、KARAの曲の全てが好きというわけではありません。




「KARA曲で〇〇がめちゃくちゃ好き!という人が多いけど、自分は全然そう思わないな」


「KARAの日本オリジナル曲って、いまいちなものがあるな」


「KARAの日本曲を制作した磯貝サイモンが日本のSweetuneだと言っている人がいたけど、それは全然違うしSweetuneに何か申し訳ないな」


と思ったりすることもありました。




そんなこと思う奴はKAMILIAじゃない!!と言われれば、私はKAMILIAではないのかもしれません。自分の中でKARAのことを好きという気持ちに変わりはないのですけど。




私は、どんなに好きな推しであっても、作品やパフォーマンスに対する批判やマイナス意見などは全然OKだと思っています。




KARAはエンターテイナーでパフォーマーなので、発表した曲がいまいちなら「今回のはちょっとね…」と言われたり、ダンスや歌でミスをしたら「下手くそ」と言われたり、表現者として発表した『作品』に対して批判やマイナスなことを言われたりするのは、悔しいし悲しいだろうけど、覚悟はできていると思います。




ただし、誹謗中傷や過剰な叩き、虚偽の情報を流すことなどは絶対に駄目だと思います。

そういうことをする人はファンを名乗ってほしくはないな…と思います。







ヨンジはKARAではない、ヨンジがKARAのメンバーであることを認めない、と言ったKAMILIAもいました。勿論そういう考え方もあるのだと思います。でもそれってKAMILIAなの?とは思います。




KARAはメンバーの脱退などの紆余曲折もあり、曲としての発表もなく活動もフェードアウトしてしまったけど、ヨンジ一人だけのKARAの時期が確かにあって、今のKARAがあるのもヨンジが繋いでくれたからで、いわばKARA=ヨンジとも言えるところが間違いなくあると思います。そんなヨンジを認められない人が「KAMILIA」なのかと…。




ギュリ、スンヨン、ニコル、ハラ、ジヨンの時代のKARAが最高だという気持ちは解ります。でもKARAが好きで自分はKAMILIAだと思っているなら、何故KARAであるヨンジを否定するのかと…。それは少し寂しいなと思います。







同じグループのファンであっても、推しに何を求めているのか、どういう気持ちなのか、応援のスタイル、それぞれ違うから難しいし、そして面白いなとは思います。