夏の曲で自分が大好きなのがフジファブリック「陽炎」です。




フジファブリックの曲では一番好きです。




作詞作曲はボーカル・ギターの志村正彦。




志村少年が、そして少年だった自分が浮かぶような曲です。









あの街並 思い出したときに何故だか浮かんだ
英雄気取った 路地裏の僕がぼんやり見えたよ

また そうこうしているうち次から次へと浮かんだ
残像が 胸を締めつける

隣のノッポに 借りたバットと
駄菓子屋に ちょっとのお小遣い持って行こう
さんざん悩んで 時間が経ったら
雲行きが変わって ポツリと降ってくる
肩落として帰った

窓からそっと手を出して
やんでた雨に気付いて
慌てて家を飛び出して
そのうち陽が照りつけて
遠くで陽炎が揺れてる 陽炎が揺れてる

きっと今では無くなったものもたくさんあるだろう
きっとそれでもあの人は変わらず過ごしているだろう


 




フジファブリックは…密かに好きだった女性がこのバンドいいよ!と薦めてくれたバンドでした。




そういった意味でも淡い思い出の曲です。あの人は今元気にしているだろうか??




2009年12月24日。携帯で「フジファブリック志村正彦  死去」のニュースを見た時はショックでした…。29歳では早すぎます。




色々な想いがあり、長くなりそうなので…一言でまとめるなら、「素敵な曲をありがとう」ってお礼を言いたいです。




志村正彦は、歌が上手いボーリストではありません。特に、喉を痛めてからはライブでは声が出にくくなっていることもありました。でも、何か心に残る声なんですよね…。ボーカルの声は、声そのものが音だと思います。その音が好きなんです。




フジファブリックはギター担当だった山内総一郎がボーカルとなり、今も活動しています。志村正彦がいないフジファブリックには魅力は感じなくなり、自然と新譜は聴かなくなってしまいましたが…。




これからもフジファブリックの曲は聴き続けていくと思います。