新型コロナワクチン接種後に死亡として報告された事例の一覧(2021年2月17日~22年5月27日の報告分)の中から、「入浴中」「浴槽で発見」など、入浴中の異変(脱衣場例を含む)を調べると、少なくとも29件(ファイザー社製14件、モデルナ社製15件)が見つかった。

注目はモデルナ社製を接種した後に死亡が報告された中で、入浴に関連した場所で亡くなった割合が17.8%と高かったことだ。ファイザー社製は141件中14件の9.92%だった。ちなみに、ファイザー社製14件の年齢は66~88歳で男性6人、女性8人。モデルナ社製は同64~90歳で男性4人、女性11人だった。

■65歳以上は接種後の入浴に注意

 風呂場での死因は「不明」「ショック」「致死性不整脈」「急性心筋梗塞疑い」などがあった。

ファイザー製のワクチンは心筋炎を起 こすリスクがあり、そのことは添付文書 にも記載されています。接種によって心 筋炎が生じると心臓が弱くなるうえに血 栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞 などを発症しやすくなります

特に接種後にダッシュや走り込みなど の無酸素運動をすると、心臓にかかる負 担が大きくなるので要注意です。中日の 木下投手が接種後に亡くなったのも、ワ クチンで心筋炎を発症した状況にハード トレーニングの負荷が加わって、心臓が パンクした可能性があります」

アメリカでも接種後にランニングやア イスホッケーなどのスポーツをして亡く なるケースが続出している。