世見
2022年7月16日(土)


ロシアの森林火災  

ロシアはウクライナに侵攻している場合ではない、と言いたくなります。
世界の森林の4分の1もロシアにはあるのですから、地球のためにも守って欲しいと願わずにおれません。
ロシアでは、毎年2万~3万5000件もの森林火災が発生していると言われています。
ロシアの航空消防隊は、4000人もの隊員で構成されているというのですが、森林火災が発生しても、この度のウクライナ侵攻で力不足になっていると思っています。
ロシアの航空消防隊はとても勇敢で、誰も入れない辺境の土地まで行き、火災を消し止めているのですから、ありがたいことです。
彼らの凄さは、森林火災が発生すると、飛行機から落下傘で降下し、ヘリコプターからロープで下り、消火作業をしています。
今年もロシアの森林は大火災を起こしましたが、これからも大火災は続くことでしょう。
ソ連崩壊後、予算が縮小されて、消防士の数は約半分に減らされたといいます。
時差が11時間もあるロシアの広大な土地で消火活動を行うのですから、年間予算はそれなりにあるのかと思ったら、そうでもないのだと言われています。
ロシアでの森林火災の原因は、“失火”が多いようです。
ロシアでは、比較的に人口の多い地域では、その地方の森林局が消火活動に協力するようですが、ロシアの2分の1を占める森林を守っているのは森林消防隊員です。
殉職した人も多いようです。
私達にとって、森林火災はとても重要なことです。
森林がどれだけ私達を守ってくれているか、それを忘れてはいけません。
勿論、森林火災はロシアだけではありません。
イエローストーン国立公園も森林火災に見舞われています。
これからは森林火災が増えそうで心配です。