世見
2020年10月17日(土)
名を残した文豪の中には、自死をした人が多いのは何故なのだろうか。
太宰治は、自殺未遂遍歴後5回目に、山崎富栄と共に入水自殺、享年38歳でした。
芥川龍之介は、秘書の平松麻素子と帝国ホテルで心中未遂事件を起こし、その後に服毒自殺、享年35歳でした。
川端康成は、年少の無二の師友と呼んだ三島由紀夫の死後2年経たずしてガス自殺、享年72歳でした。
三島由紀夫の割腹自殺のニュースは、日本中に衝撃が走ったのを覚えています。
介錯人は森田必勝。
必勝は三太刀振るったのですが、三島は絶命しませんでした。
近くにいた古賀浩靖が一太刀振るい、三島の頭と胴体は切り離されたのです。
森田必勝も三島の後を追って割腹して亡くなりました。
三島、享年45歳。森田必勝、享年25歳でした。
三島由紀夫は、天皇陛下万歳と三回叫んだ後、総監室に戻って割腹自殺を遂げたのです。昭和45年11月25日の出来事でした。
太宰治 東京帝国大学文学部
三島由紀夫 東京大学法学部
川端康成 東京帝国大学文学部
この共通点はなんなのだろうか。
三島由紀夫がもう少し生きていたら、川端康成と同様にノーベル文学賞を受賞していたかもしれません。
↑↑
かもしれない~
違うかもしれない~
芥川の名を残すために、彼の死後8年目に新人文学賞が出来ました。
東京帝国大学出の文豪が多いのには驚きです。
夏目漱石、壇一雄も東京帝国大学(現東京大学)卒でした。
文豪の生き様から、私達は何を学べるのでしょうか。