松原照子世見 2018年11月1日(木)
薬草が身近にあった時代
秋色が深くなりました。
山々の木々は衣替えが忙しそうです。
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リアルタイムに書いているであろう世見です…
今頃になると、夏場海辺で遊んだ子供達のことを思い出すこともしなくなります。
こうして、日に日に2018年は終わりを迎えます。
もうそろそろ鍋で熱燗、なぁんてね。
過ぎ行く秋は短く、襟元が寒さをキャッチし始めます。
秋の空は見上げるだけで心がスッキリしますし、詩人のように、秋風の語り掛ける声に耳を傾けたくなるのは私だけでしょうか。
子供の頃の道は土ばかりだったので、至る所に“雪の下”が生えていました。
今のように薬が豊富にある時代ではなかったので、この雪の下はたいへん重宝した薬草でした。
雪の下の力強さを感じずにはいられないのが、名前の通り雪の下にあっても青々としているところです。
風邪を引くと、雪の下の葉と甘草かヒネ生姜を煎じて飲まされました。
「海風がこの家も村を捨ててか雪の下」と読むくらいに、至る所で目に留まったのが雪の下でした。
冬になってしもやけが出来ると、生葉を弱火で炙って柔らかくしてから貼ります。
一度、雪の下をパソコンで検索してみてください。
花言葉は、“片意地”。
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松原照子がパソコンで検索して書いていますからね(笑)
採集時期は過ぎましたが、こうした薬草がいつでも手に入った時代がありました。
ジャガイモの採集時期は7~9月ですが、年中手に入ります。
ほんのこの間まで、アレルギー体質には効くと言われていました。作り方は、ジャガイモを洗いすりおろし、布で絞った汁を土鍋に入れ、弱火でかき回し、水分を飛ばします。残った黒焦げの粉末を食前に内服していました。
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以上、いつもの思い出話しでした。