みなさまこんにちは
日が暮れるのが一段と早くなり、朝晩の冷え込みに冬の訪れを感じますね
現在当院では、2名の認知症看護認定看護師が在籍し活躍しています
今回のブログは、認知症看護認定看護師の活動についてのインタビューをお伝えしたいと思います
院内ではどのような活動をしていますか?
主に、各病棟を回るDCTラウンド(Dementia Care Team)を行っています。
入院患者さんの多くは、急性疾患による身体的不調や急な入院=療養環境の変化に晒されており、混乱や不安を抱えやすい状態にあります。
しかし、認知機能障害を有する患者さんはそれらのストレスを的確に周囲に伝えることが困難であり、帰宅願望、ケア拒否、拒食・拒薬、時に暴言や攻撃的行為などの周りから見たら困惑するような行動を、言葉の代わりに取らざるを得ない状況に陥っています。
DCTラウンドでは、そのような方々がどのように過ごされているのか、認知症ケアの視点からどのような介入を行えば患者さんが穏やかに過ごすことができるのかを、病棟スタッフに向けたケアや環境調整、薬剤等の助言を行っています。
認知症看護認定看護師としてのやりがいを教えてください!
なんといっても、認知症の方と接した後、その方の笑顔が見られたときに一番のやりがいを感じます。
そして認定看護師とは言え、認知症ケアは1人の力だけでは限界があります。
医師、看護師、セラピスト、薬剤師等の多職種が、それぞれの得意分野が知識を持ち合わせて協力し合うことが必要となるので、連携に向けた努力もやりがいのひとつです。
最後に一言お願いします!
認知症看護は十人十色であり同じ関わりが効果的とは限りません。
しかしその度に多職種でどんな関わりがよいのかを考えることも醍醐味です。
これからも自己研鑽をしながら、認知症の方が穏やかに入院生活を送れるように励んでいきたいと思います。