・塾に通うことは必要か?公立中学の現状
塾に通わせることはそんなに必要なのか?
保護者の方々が「昔の自分は通っていなかった」という場合、疑問に感じることがあるかもしれません。
本来であれば「勉強は学校に任せておけばいい」といいたいところですが、いまの学校教育の現場を見ていると、決してそんな状況ではありません。
勉強ができる子とできない子の差が、どんどん開いているのが現在の公立中学の実態です。
その理由のひとつに「学校の先生に余裕がない」ということが挙げられます。
多くの公立中学では成績別でクラス編成をしないので、学力がまったく違う子供たちに対して同じ授業をするわけです。
これでは物足りなさ、逆に難しさを感じる生徒が出てきて当然です。
これは今に始まった問題ではありませんが、昔であれば学校の先生もそれぞれの子供の状態を把握し、遅れを取り戻すフォロー体制ができていました。
しかし今の先生は授業以外の仕事が多すぎて、そこまで手が回らないのです。
国際教員指導環境調査(2013年)では、中学校及び中等教育学校前期課程の教員の平均勤務時間は週53.9時間と、参加34か国・地域で最も長くなっていました。
さらに内訳をみると「指導(授業)に使った時間」が17.7時間、「課外活動の指導」が7.7時間、そして「一般的事務作業」が5.5時間となっており、授業以外の業務にも多くの時間が取られていることがわかります。
このような忙しさの中では、一人ひとりの状態を把握して遅れている子供には補習を行う、というようなことをしたくても、先生にはその時間的余裕がほぼありません。
そこで塾は昔のような単なる受験対策ではなく、学校の役割を補完するという位置づけを担うことになってきているのです。
では家庭での学習はどうなのでしょうか。
次回はそちらをご紹介したいと思います。
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