サロマ湖100キロのペース設定 | ウルトラランナーへの道

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2011年に立てたサブスリー、サブナイン、UTMF完走の目標は2012年サロマをもってすべて達成しました。陸上経験がなく40才から走り始めたランナーでも練習の仕方で速くなれることを実証しました。練習、栄養、ケア、グッズ、レース戦略について書いたブログです。

昨日の帰りに昨年のブログを
読み返しました。

あれだけ復活することは
そうそうないから
終盤上げる前提のペース配分だと
たぶん成功しないと思います。

例えば
昨年の私のタイムと
ご自身の目標タイムの
比率を出して
その比率を私のラップタイムに
かければ私より速い人も
遅い人も同じ配分の目標タイム
を作ることができます。

前半はある程度抑えた走りを
しているのでそんなおかしな
ペース配分にはならないと思います。

例えば11時間以内で走りたいなら

私のタイムの1.236倍です。

私が50分で走ってる区間なら
1.236倍をかければ61.8と出ます。

これって61分48秒です。

そしたら48秒は
貯金としてカットして
その区間の目標ラップは61分とする。

そんな計算を10区間でやってみる。

そしたら10区間でそれぞれ0~59秒
カットしているのだから
ざっくり5分前後余ってくると
思われます。

正確には0~9分50秒ですが、
まあ4~6分に大半の方が集まる
でしょう。

次にその余った時間を
私が復活した終盤に割り振ってみる。

ラスト10キロは折り返し見落としの
せいでZONEから醒めてしまったので
普通のタイムです。

配分するのは70~90キロの20キロです。

ここに余った時間を加えたら
まあまあのラップになると思います。

そして出来上がった仮ラップを
眺めてみて、終盤はこのペースでは
無理と思えば少し落とす。

ただ終盤落とすってことは
前半上げねばならないので
上げ過ぎないようにしてください。

そして出来上がったラップを見て
キツイと思ったら
このペースでは走れません。

あなたにそのタイムを狙う力は
ないってことです。

目標タイムをいくつに設定するかは
自由です。
ただ無理な目標タイムの設定は
無理なペースになり
無残な結果になる可能性が高い。

そうならないように

作ったラップ表を見て
キツイと思った区間に1~2分
加算してみてください。

随分イメージが変わってきます。

そしてこれなら走れそうって
ラップが決まったら
その合計が目標タイムです。

もちろん計画通りには走れませんが
計画がなければもっと走れません。

もしかしたら
昨年の私のように終盤調子が
良くなり、修正する前の
目標タイムで走れちゃうかも
しれません。

一度やってみてください。

と言うか私がやってみますね 笑

ちなみに完走が目標の方なら
13時間で計算しますが
関門タイムに間に合ってるか
確認くださいね。。。

計画通り走ったのに、
関門アウトなんて笑えません。。

あとスタートロスも勘案ください。

私は6秒でしたが、
最後列に並んだら
そこそこロスがあると思います。

まあ5分程度ですかね??

で8時間30分切りを目標に
した場合で計算してみます。

まず目標タイム÷昨年のタイムは

0.956

これを昨年のラップにかけてみる。

昨年のラップ

10k 48:44
20k 48:54
30k 50:07
40k 52:14
50k 54:31
60k 57:37
70k 58:13
80k 54:37
90k 52:45
Finish 55:32

満員電車で計算機を
叩けないので
暗算でできる範囲でやります。

まず0.956って
50分なら何秒削ったら良いか?

50✕0.044だから2.2

2.2分は2分12秒です。

これを目安にして
昨年のラップから引いたら
こんな感じになりました。

10k 46:32
20k 46:42
30k 47:55
40k 50:02
50k 50:07
60k 55:25
70k 56:01
80k 52:25
90k 50:33
Finish 53:20

1分未満を削るのは
私のタイムでは少し乱暴なので
30秒単位以下を削りました。

そうすると

10k 46:30
20k 46:30
30k 47:30
40k 50:00
50k 50:00
60k 55:00
70k 56:00
80k 52:00
90k 50:30
Finish 53:00

ほとんど削れず。。。

これだと2分30秒しか
後半に振り向けられない。。

そこで秒単位はすべてカットした。

10k 46:00
20k 46:00
30k 47:00
40k 50:00
50k 50:00
60k 55:00
70k 56:00
80k 52:00
90k 50:00
Finish 53:00

余った5分を昨年速かった
70~90キロに配分した。

10k 46:00
20k 46:00
30k 47:00
40k 50:00
50k 50:00
60k 55:00
70k 56:00
80k 53:00
90k 54:00
Finish 53:00

まあおかしくはない
ペース配分にはなってます。
ただ少し序盤が速いので
バランスをとります。

10k 47:00
20k 47:00
30k 47:00
40k 49:00
50k 50:00
60k 53:00
70k 54:00
80k 54:00
90k 54:00
Finish 55:00

こんな感じでしょうか。

ちなみに50キロの通過タイムは
ちょうど4時間です。

後半は4時間30分だから
私がいつも書いてる
前半・後半の比率では
ギリギリ大丈夫。

序盤30キロまで
キロ4'42ペースだから
そんな無理なペースでもない。

中盤以降はキロ5'20ペース
くらいに落とせる。

昨年のラップと比較すると

10k 48:44→47:00
20k 48:54→47:00
30k 50:07→47:00
40k 52:14→49:00
50k 54:31→50:00
60k 57:37→53:00
70k 58:13→54:00
80k 54:37→54:00
90k 52:45→54:00
Finish 55:32→55:00

こう見ると。。。

結構厳しい^_^;

まあ去年より23分以上
速いタイムを狙うのなら
当たり前ですけどね。

単純計算でも10キロで
2分以上速く走らねば
ならないのだから。。。

序盤はともかく中盤は
かなり落ち込みを
抑える必要がある。

終盤は昨年と
ほぼ同じペースで大丈夫。
と言うより昨年より遅くて大丈夫。

これからの調整具合と
当日の天気次第だけど
今年は8時間30分切りを
目指します。

前半このペースで行ければ
後半急激に落ちなければ
自己ベストには余裕がある。

ただ感覚的には
各区間に1分足して
8時間40分切りを目標にすると
かなり行けそうなタイムに
なってくるのだけど、
8時間30分切りを狙います。。。