信越五岳110キロ結果 | ウルトラランナーへの道

ウルトラランナーへの道

2011年に立てたサブスリー、サブナイン、UTMF完走の目標は2012年サロマをもってすべて達成しました。陸上経験がなく40才から走り始めたランナーでも練習の仕方で速くなれることを実証しました。練習、栄養、ケア、グッズ、レース戦略について書いたブログです。

昨日の5時30分にスタートし110キロ走って22時49分にゴールしました。



このレースに向けての練習や調整はまったくせず、レース一週間前には身体の張りが故障寸前の状態でレース前日も身体の張りや疲労感が強くとても良いタイムなんて出せる状態ではなかったが目標を16時間台にした。ただ最低でも自己ベスト(17時間46分)は出せると思っていた。昨年から一才年をとり練習量も半減した。走力はキープしてると思うが上がってはないのは間違いない。それでも自己ベストは出せると信じていたのは昨年走った経験です。昨年レース直後に書いたブログを参考に区間タイムを決定しましたがそのペースで走れば16時間を切れる。まあそんな甘いものでないことは分かっているけど経験を生かすことはとても大事なことだと思っています。

結果は16時間台は出せなかったけど、自己ベストを26分短縮する17時間19分42秒でゴール。






詳細はラップとともに別途書きますが、今回は台風の影響で最終関門(8A)の制限時間を3時間早めて20時にし、それ以降の到着者はそこでレースは終わった。これは主催者にとって苦渋の選択だったと思います。制限時間22時間のこのレースの最終ゴール時間は27時半。。。これは最終ゴールタイムであり、最終関門を通過したがゴールタイムに間に合わなかったランナーもコース上にいる。私がゴールした時間には風雨は強くなかったが宿について風呂に入り寝付く間際にかなり強くなってきた。あのままレースを続行していたら、まだ多数のランナーとボランティアを含めた大勢のスタッフが信越五岳のコース中でもっとも厳しい瑪瑙山の山中に残され激しい風雨に曝されることになった。

私が8Aを通過したのは19時を少し過ぎた時だった。風雨は強くなかったけどぬかるみに足を取られて走りにくかった。下りは転倒しなかったが何回も滑った。もちろん夜間走行だからライトを頼りに先に進むが雨が降ったら先は見えなくなる。UTMFのような必須装備品はないので軽装のランナーは多数いる。急登で動きが取れなくなり視界が奪われさらに雨に濡れて身体が冷えてしまったら。。。考えたくもないです。


私はスタートしたら安全にゴールする(レースを終える)のが市民ランナーにとって最も大事なことだと思っています。

考え方は様々ですが


健康を損なわなければ次がある。。

健康を損なったら健康以外の様々なものを失うかもしれない。

トレラン経験の短い私は山を速く走るためのテクニックはない。だから下りはかなり遅い。(上りも速くないけど。。)

走ろうと思えばそこそこ下りを走る自信はあるけど、ケガが怖いから慎重に走っている。

山は気を付けていても防げない事故はある。スズメバチに襲われたらまず逃げられない。熊に遭遇することもある。落石に巻き込まれることもある。でも自分が気を付けることで減らせるリスクはある。

今回のレースはスリッピーな路面や水溜まりを多々走ることになりましたが、序盤の上りでループになっている木の根に足を取られた際に手をついただけで転倒はなくケガすることなくゴールをすることができた。

今回の目標はタイムとともに安全にゴールすることであったので果たすことが出来た。

また素晴らしいコースを気持ちよく走ることも出来たし、たくさんの方の優しい気持ちに触れることもできた。

明日走りたいか?

と聞かれたら

たぶん

断る。。。

特に瑪瑙山(--;)

でもしばらくしたら、走りたくなるのでしょうね。

感謝の言葉を書き始めたら切りがないので書きません。ただ感謝の気持ちで一杯です。

ありがとう。

Android携帯からの投稿