UTMF完走記④ ~脱水症状~ | ウルトラランナーへの道

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2011年に立てたサブスリー、サブナイン、UTMF完走の目標は2012年サロマをもってすべて達成しました。陸上経験がなく40才から走り始めたランナーでも練習の仕方で速くなれることを実証しました。練習、栄養、ケア、グッズ、レース戦略について書いたブログです。

AS2はスタートから31キロです。と言うことはまだ20%進んだだけ。。。
相当抑えているはずなのに体調がイマイチ良くない。私も気温変化に対応出来てなかったのか?もしくは前日の午前様が影響してるのか?なんて心配になってきました(ーー;)

AS2の二十曲峠エイドの2キロくらい前に1リットル少しの水が底をついたけど下り基調なので問題なくエイドについた。

が、実はエイドについてからミスをしていました(ーー;)

水がない時間帯があり喉を湿らせてないから喉が渇いて、エイドで少し多めの水分を一気にとってしまった。ただその場でミスに気付いていない。食事は蕎麦があるはずがパンとかしかないからたくさん食べた。そしてアンパンを一つポケットに入れて、ハイドレーションに1リットル補充してスタートした。

次のAS3の山中湖きららまでは7キロ。地図を見る限りは下り基調だけど短いけどきついアップダウンがある。
 
きつい登りはゆっくり進んだ。そしてハイドレーションをちょこちょこ口にした。

左脚に違和感を感じる。まだ30キロ少ししか進んでないのに。。こんなはずじゃあない。って思いながらもAS3を目指した。ここにはボランティアをしてる友達がいる。

きららに入ると凄く明るく、たくさんの応援をいただき凄く気持ち良かった!!ここで夜間走行用のペンダント型の赤色灯をボランティアの方がつけてくれましたがそのボランティアスタッフは友達でした!!
   
AS3

タイム
07:03:50

区間距離
7キロ
 
区間タイム
1:16:14

時刻
22:03:50

通過順位
419

そして味噌汁にダンゴの入ったダンゴ汁やパンやフルーツを食べて、コーラやスポーツドリンクを飲むと徐々に気持ち悪くなってきた。。。

ウルトラマラソンでよくなる症状です。。

原因は水分の取り過ぎで、内臓が水分補給する能力を超えてしまい、水が胃に溜まってる状態です。そうなると固形物やジェルとかエネルギーになるものを摂取しても吸収できないからガス欠になってしまう。。

まだ38キロなのに参りました(__;)

でも過去の経験から対処しました。

人によっては私のやり方はダメかもしれません。

まず気持ち悪さの原因になってる水分を取り除くために吐きました。今回は無理に吐いたと言うより気持ち悪くて我慢出来ずに吐いたって感じです。。

吐くと相当体力を使うけど仕方ない。

それからフルーツを何個か食べてから次のエイドに向かいスタートしました。

復活のために、ウィダーインゼリーをちびちび胃に入れました。ホント少しづつです。一気に入れたらまた吐いてしまう。吸収スピードを考えてエネルギーと水分を入れていきます。私の場合は初期症状ならだいたいこれで治ります。

次のAS4のすばしりまでは16キロあります。

私はこのAS3~AS4区間をリカバリー区間にして基本歩くことにしました。走ると喉が乾くのでたくさんの水分補給が必要になるけど弱ってる内臓ではまたおかしくなる。だから出来るだけ水分が要らない状態で前に進むのがベストだと考えました。

それからは5分間隔で口を潤す程度の水を含みました。また30分おきにエイドでもらったパンとかを少しづつ食べるようにしました。

今回の補給計画はスタートして天子山塊までジェルには頼らず固形物を食べることにしてました。ウルトラマラソンでもリタイアの原因の大半は脚が痛くなると言うより内臓が何も受け付けなくなることによるガス欠です。

そんなことをしてるうちにだんだん力が湧いてきました。もう走れるかな?とも思ったけどまだ先は長いし最初の関門まではかなり余裕があったので歩き続けました。そしてAS4すばしりに到着しました。

 
AS4

タイム
10:47:14

区間距離
16キロ

区間タイム
3:43:24

時刻
5月21日 01:47:14  

関門時間まで2時間13分

順位
458

ちなみに私が陥ったような状況にならないようにするには、水分を一気に飲まないこと。特にトレイルレースはハイドレーションを背負ってるからいつでも飲めて、さらに飲んだ量が分かりにくいから危険です。

上に書いたように例えば5分おきに口を湿らす程度に飲むとかにしてグイグイ飲まないことで一定リスクが軽減できます。あとタイムは遅くなるけど喉が凄く乾く状態は無理してる状態だと思うのでペースを落とす必要があるのかもしれません。


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