略奪より交易を | Ash(ワンピース考察)

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マザーカルメルの偉業

①巨人族との和解の道を作る

100年前以前は巨兵海賊団が猛威を奮ってたが、この処刑場の一件を契機に、巨人族と人間の和解の道が開かれた。

しかしその実はマザーカルメルがエルバフに潜入するための一芝居であった。

 

②羊の家で種族を問わず孤児を育てた

エルバフで「羊の家」を作り、孤児たちを育てた。

しかし、これも世界政府・海軍へ人身売買をするための商品を育てたに過ぎなかった

 

③略奪より交易を

これはまだ詳細は明らかになってないが、生前のマザーカルメルは「略奪より交易を」と唱えていたことが分かっている。「本音と建て前」で言えば、この「略奪より交易を」という標語はおそらく「建て前」に区分されるものであったのではないかと推測する。

①の一件以降、人間と和解するムードが生まれ、結果的に、巨兵海賊団の大暴れが鳴りを潜め(*)、人間と交易する方向へと変わっていったのであろう。(*の補足:ドリー/ブロギーのリトルガーデンでの大喧嘩も大きく影響している)

(脱線しますが、リプリーは最後の戦士世代であると自己報告しているので、リプリーは100歳以上である可能性がある。ただし、新巨兵海賊団が麦わら一味の傘下になったことに対して、ロードがハイルディンに「エルバフの戦士のプライドはないのか」と言っていたので、ロードやハイルディンの年齢から、最後の戦士世代は63年前または81年前の可能性もあります)

 

話を本筋に戻します。

 

マザーカルメルの偉業はだいたい上記の3つでしょうが

画像

63年前の冬至祭のビックマムの暴走以降、その責任を取って、マザーカルメルと羊の家の孤児たちはエルバフを離れ、別の巨人族の島へ移動することになる。しかし、それもほどなくしてマザーカルメルらに悲劇が訪れ落命することになる。

つまり、63年前以降は工作員であるマザーカルメルがエルバフを離れており、新たな工作員を送り込まない限りは、エルバフが世界政府にコントロールされるような状況ではなくなったのである。実際に、フクロウの図書館にあるオハラの文献は世界政府にバレてない。(もしバレてたらバスターコール案件です。)おそらくマザーカルメルに代わるような工作員は63年前以降エルバフに潜入してはいないだろうと考える。

 

マザーカルメルが離れて以降(世界政府からコントロールされたわけでもないにも関わらず)マザーカルメルが唱えていた「略奪より交易を」の標語が独り歩きを始めた。その当時のハラルド王も「略奪より交易を」の方針でエルバフの統治をそのまま進めることになってしまったのかもしれない。

その結果として、22年前サウロが来た際に、オハラの文献をエルバフに持ち帰ることに力を貸すことになったし、さらに20年前サウロの協力もあってエルバフに学校を作ることになった。(この学校を作ったのが死んだはずのサウロだと知られたら世界政府は何かしらの介入してくるだろうけど20年間介入を受けたとは描かれていない

 

この学校の開校以降、エルバフはより文化的になり、戦闘に消極的な次世代が生まれることになった。

*これはマザーカルメルや世界政府が当初画策してた「強い戦士のまま戦力を手に入れる」という方針とは真逆の状況となっている。長年世界政府は「人体の巨大化実験」を失敗しまくり、そのため手っ取り早く巨大な戦力を手に入れたいというのが「マザーカルメルという工作員を送る」そもそもの動機だったはずなんですなので「エルバフの戦士」弱体化計画を世界政府が画策するなんて考えられないですし、どうしてそう考えるのか根拠が知りたいです

 

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余談ですが、

宝樹アダムの材木が世界に流通していることが分かっているが、これも「略奪より交易を」の信念を持つハラルド王が行った可能性はあるのではないかと思います。