左は嵐と慈雨の神バアル(ウガリット神話の神)
右は天竜人
髪型が大分似ている気がします。
ウガリット神話は元々パレスチナ周辺の地域で信仰されていた。ユダヤ人が約束の地を求めてパレスチナに移住を開始した際に、原住民が信仰するものを目の敵にして揶揄するようになる。特に高位の神とされたバアル神はバアル・ゼバブ(蠅のバアル)として嘲笑の的になっていた。
パレスチナとは複数の宗教の聖地とされる場所が一か所に集まっている土地で歴史的にも住民の入れ替わりがあったりと複雑である。現在はモザイク状に住民が住んでおり政治的にも不安定な場所の一つとして有名である。
ワンピースの世界でも神の地というものがあり、そこに住んでいる住民も入れ替わりが実際あったりと(ルナーリア→天竜人?)現実世界のパレスチナのオマージュなのではないかと思われる節が垣間見える。
当時の原住民からしたら、大量移住を開始してきたユダヤ人は侵略者以外の何物でもないわけである。ユダヤ人からしたら神から約束された土地に勝手に住んでいた人達が憎くて仕方がない。天竜人はバアルのような髪型をしているがどっちかというと侵略してきたユダヤ人のオマージュに見える。どうして原住民のオマージュのような描き方をしているのであろうか?謎である。