下記の会話はすべて創作です 悪しからず
シャンクス「最後の島には万能薬はあったんですか?ロジャー!」
ロジャー「万能薬!?そんなものはなかったよ」
シャンクス「!!」
ロジャー「お前が心配してるのは分かるが俺は間違いなく死ぬよ。しかし20年後の世界に俺の意志を引き継いだ奴が現れるんだよ。そいつは世界を救う英雄になっちまうんだ。俺は楽しくて仕方がないよ。」
シャンクス「死ぬの怖くないの?俺は嫌だよ。ロジャー。」
ロジャー「死ぬのは怖いさ。だが俺の死に意味を持たせる。今の海賊じゃ略奪ばかりの乱暴者ばかりだ。ある目標を持たせて結束の強い一大戦力を作るんだよ。それを未来の英雄が率いて自由への戦いを始めるんだ。」
シャンクス「何を言っているの?未来なんて誰にも分からないんじゃないんですか?」
ロジャー「それが分かるんだよ。あの島で見たんだ、未来を。それにはまず古代にいた奴の話をしないといけねぇな。はるか昔に今は無き巨大な王国があった。その王族の中にジョイボーイって楽しい奴がいたんだ。空想を現実にする力を持ち、廻りを楽しませていたが、世界の暗部を見てしまい心を痛めてしまうんだ。それで世界をひっくり返すことを誓うんだが当時のジョイボーイは王族の一人であり世界の王イムに反旗を翻すことは決して許されざることだった。なので秘密裏に仲間を集め、世界の王になり替わることを考えた。イムに好かれ次代の王になることが決まったジョイボーイ。王位継承式のその日にジョイボーイは奴隷解放宣言をしてしまったんだ。面白い奴だろ?王族たちはどんだけひっくり返ったんだろな。だが、その後の展開は悪かったんだ。」
シャンクス「何が起きたの?」
ロジャー「奴隷解放を巡る賛成派と反対派に分かれて内乱状態になったんだ。用意周到だったジョイボーイは集めた仲間と一緒に強大な力を持つイム様に抵抗し善戦を続け良いところまで行くんだが、イム様に操られた裏切り者によって鉄壁の要塞が崩され手痛い敗北をしてしまうんだ」
シャンクス「・・・!」
ロジャー「ただし、ジョイボーイは空想を現実に出来る力を持ち未来を変えることを考えたんだ。800年後の未来に自らの力を引き継いだ主人公が八面六臂の活躍をするギャグ漫画を描いたんだ!とても楽しい奴だな。ジョイボーイってのは。俺はジョイボーイの心意気を信じてみることにしたんだ。そしてジョイボーイが未来を託した未来の英雄にも賭けてみようと思う」
シャンクス「でもロジャーは死んでしまうんだよ。本当にいいの?」
ロジャー「俺は死なねぇよ。シャンクス。まずはお前が俺の意志を引き継いでくれないか。そして未来の英雄を探し出したら、そいつの力になってやってくれ。俺の代わりだと思ってよ」
シャンクス「誰なの?未来の英雄って」
ロジャー「ゴムの能力を持ったやつさ。今はまだ現れないが、時期がきたら絶対に現れるはずさ。ジョイボーイが掛けた魔法が運命をそう動かすはずさ。お前はそれを助けるんだ」
