こんばんは!
私はよく見た目が年齢以上に見える(いわゆる「老けてる」?)と言われるのですが、
今日職場で私の年齢がまだ20代だと思っていた方がいらっしゃって、思わず嬉しくなってしまいました。
まあ、お世辞かもしれないけど・・・。
さて今回は
red tape 「お役所仕事」「官僚主義」
という表現を紹介しましょう!
お役所仕事や官僚主義。
時代が変わっても、お役所・官僚たちのイメージは悪いですね。
どの国においてもお役所や官僚たちの仕事は 「非効率的だ」 というステレオタイプがあるようです。
(あてはまることも多いですが・・・)。
今週の TIME 誌に以下のような文章がありました。
Creating those jobs is not easy in a country still entangled in red tape and where the right to make a living off the land is deeply tied to personal and national identity.
このような雇用を生み出すのは、未だ官僚主義にがんじがらめになっている国や、その地で生活する権利がパーソナルアイデンティティ、そしてナショナルアイデンティティと深く結びついているような国では容易なことではない。
(TIME, April 7, 2014. p. 23)
この記事はインド情勢について書いたものですが。
red tape 「官僚主義」 という語を用いて、インドの政治体制を描写しています。
なぜ red tape (赤い紐) と呼ぶかというと、話は18世紀初頭のイギリスにさかのぼります。
当時のイギリスでは、公文書を束ねる際に(形式的に)赤い紐を使用していた
のが由来です。
どうやら、「お役所仕事」や「官僚主義」などのネガティブな意味を持つようになったのは、19世紀になってからのようです。
時代が進むにつれて官僚主義が肥大化し、公文書の類が増えるようになり、
それに従って赤い紐も多く使われるように・・・。
そのような煩わしくて非効率的なプロセスを揶揄して red tape と呼ぶようになったようです。
さいほどの TIME の引用を見てもお分かりのように、red tape は不可算名詞として使われ、複数形になったり冠詞の a/an などがつくことはありません。
(実際の赤い紐という物質を指しているわけではないためです)
よく使われるのは
cut red tape 「官僚主義をやめる」「お役所仕事を効率化する」
という表現です。
red tape は、新聞やニュース記事でよく使われる表現なので、ぜひ覚えておきたいですね!