おはようございます!
3月も中旬に差し掛かり、少しずつ暖かくなってきた印象でしょうか(そんなことないって?)。
春は嬉しいですが、怖いのは
花粉
ですね!
というわけで今回は
hay fever 「花粉症」
についてお話しましょう!
日本では花粉症が大変、とよく聞きますよね。
まあ、私は花粉症にかかったことはないのですが。
というのも、沖縄出身だからです。
沖縄ではスギがほとんど無いため、全体的に花粉の飛散数が少ないのです。
実際にはモクマオウなどの木が持つ花粉によって花粉症の症状を引き起こすことがある、とのことですが。
東京にも長い間住んでいますが、周りの人が花粉症に悩まされている姿を何度も見てきました。
一方、アメリカはどうなのかというと。
恐ろしいほど、花粉が飛んでいるのです。
洗車した直後に、1時間ほど車を放置していただけで、もう車が黄色くなっていたりします。
全て、花粉です。
よって、アメリカでも当然、花粉症というものは存在します。
英語では花粉症は
花粉症 hay fever
といいます。
なぜ 「干し草」 を意味する hay が使われているのでしょう。
というのは、昔花粉症は、
収穫された牧草から作られた干し草に触れることによって起こる病気
だと信じられていたからだそうです。
干し草の収穫時は初夏から夏。
冬でもないのに発熱(fever)する症状、ということから、
hay fever (干し草熱)
と言われていたそうです。
日本ではスギやヒノキ花粉が一般的ですが。
アメリカでは様々な花粉(オーク、ニレ、カバノキ、ポプラ、プラタナス、ブタクサなど)が飛び交っています。
しかも、どの季節にも飛んでいるということだから、なかなか厄介なものですね。
そのなかでも、ブタクサの飛散量はすさまじいようで。
地球温暖化の影響により二酸化炭素量が増え、それによって花粉の飛散量がすさまじく増加傾向にあるとのこと。
個人的な印象だと、日本に比べてアメリカでは花粉症に苦しんでいる人が少ないような気がしていたのですが。
厚労省のホームページによると、日本の花粉症有病率は、
全国平均:15.6%
地域別:
東北:13.7%
北関東:21.0%
南関東:23.6%
東海:28.7%
北陸:17.4%
甲信越:19.1%
近畿:17.4%
四国:16.9%
中国:16.4%:
九州:12.8%
厚生労働省「はじめに~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~」
http://
対して、アメリカ。
アメリカは地域によって差がありすぎるので、日本と単純に比較はできないものの。
以下の地図を見てみると、
↑今日の花粉飛散情報 (2014.03.12)
Pollen.com
http://
3月中旬ですが、すでに真っ赤な地域もあります。
アメリカでもものすごく花粉が飛んでいるんですね。
どうりで、車に黄色いものがついていたわけです。。。
同サイトより。
Out of the more than 67 million Americans who suffer from allergies, 24-40 million suffer from an airborne allergy, such as hay fever or allergic rhinitis.
http://
えーと、つまり、アメリカ人口のうち、67,000,000人がアレルギーに悩まされていて、そのうち、花粉症などのアレルギーに悩まされている人は40,000,000人いる、ということです。
アメリカの総人口を約3億人として計算してみると、
アメリカでアレルギーに苦しむ人:22.3%
花粉症で苦しむ人:13.3%
全体で見ると、日本より少し低いですが、地図を見てもおわかりのように、
南部における花粉の飛散率がものすごいので、おそらく南部だけで計算すると、日本における関東ぐらいの飛散率になるのでしょう。
どうして、アメリカでは花粉症に苦しむ人が少ない、という印象を受けてしまうのでしょう。
おそらくそれは、アメリカ人はマスクをしないから、だと思います。
日本人は、花粉が鼻に直接入り込んでくるのを防ぐためにマスクを使用しますが。
アメリカで、マスクを使用すると・・
不審者と思われるか、よっぽどの病気持ちなのかと思われてしまうでしょう。
(特に田舎では)
実際、アメリカ政府は、マスクの有用性を認めながらも、国民にマスクを着用させることに消極的な態度を示しているようです。
おそらく、治安の悪化に繋がるのでしょう。
今では、花粉症を予防したり症状を和らげたりするグッズも多く売られています。
うまく利用して、春の花粉を乗り越えたいですね!