こんにちは!
毎日寒い日々が続きます、いかがお過ごしですか?
私は、ヒートテックの肌着、シャツ、ニット、ジャケット、コート、マフラー、という最強の布陣で寒さと闘っています。
授業中は少し暑くて汗をかいてしまうのが難点ですね(笑)
さて、今回は発音の話を。
think 「考える」 という動詞をうまく発音できますか?
th の発音は多くの日本人には難しく感じるようです。
というのは、日本語に th の音は存在しないので、どのように発音していいのかがわかりにくいのです。
th という音は、歯と舌を使って、吐く息を摩擦させた際に起こる音です。
このような音は、歯摩擦音 (dental fricative) と呼ばれます。
前回の日記でもお話しましたが、英語は口全体を使って、むしろ大げさなぐらいに発音するのがコツです。
th の音は、歯に舌を挟みながら息を吐いて発音すると良いでしょう。
しかし、th の音の代わりとして、日本人はよく s という音を使ってしまいます。
s という音は、歯茎摩擦音 (alveolar fricative) と呼ばれます。
舌の先端を歯茎に少し触れるようにしながら息を吐くと、息が摩擦音を起こして s という音が生まれます。
この th と s という二つの音は日本人には似たような音のように聞こえがちですが、混同してしまうと大変なことになります。
代表的な例としては、
think 「考える」
と
sink 「沈む」
です。
まったく意味が異なるこの両者を誤って発音してしまうと、やはりとんでもない意味の文章になってしまいます。
下の例を見てみましょう(少し文脈はヘンテコですが・・・)
Person A: I think his ship will sink.
「彼の船は沈むと思うな」
Person B: I sink so, too.
「私もそのように沈む(?)」
Person A: ??? What??
沈んではいけないですよね。I think so, too. が正解でしょう。
でも確かに think と sink は似ているんです。
英語でも、
Think or sink.
「考えなさい、さもなければ沈むよ」
という表現があるくらいです。
他にも、think の過去形、thought を、sought 「探した」(seek の過去形) と発音してしまう人もいます。
後は、bath 「お風呂」 と bus 「バス」 の違いも有名です。
I will take a bath.
「お風呂に入るよ」
I will take a bus.
「バスに乗るよ」
th と s の違い、気をつけましょうね。
普段から口全体を使って大げさに発音の練習をすることをお勧めします!