こんばんは!




ここ東京はなにやら怪しい空模様。今にも降ってきそうな感じです。



そういえば昨晩、新しいノートPCを購入しました!いやあ、快適ですね。



これまでアメリカ製のパソコンだったので少しキー配置などに慣れないこともありますが。



長く大切に使っていきたいと思います。





さて、今回は



-er と -ee (する側とされる側)



についてお話しましょう。




英語学習の初めの段階でよく混同するのは、



employer 「雇用者」



employee 「被雇用者(従業員)」



の違いです。




これは、employ 「雇う」という動詞に、接尾語である -er と -ee がくっついた形になります。



-er とは、「~する人」 (-or でも同じ意味)



-ee とは、「~される人」



という意味を持ちます。



つまり、emplyer とは、「雇う側の人」⇒雇用者


employee とは、「雇われる側の人」⇒被雇用者(従業員)



という意味になるのです。




この、-ee という綴りは、初めて見たときには戸惑った方もいらっしゃるかもしれません。




それもそのはず、この -ee は、もとはフランス語の過去分詞を表す -é がその由来です。



過去分詞といえば、受け身「~される」に使われますよね。


この受け身を表す -é が英語に入ってくるようになって -ee へと形が変化しながら、「~される」という意味を持つようになったのです。







同じような語に以下のようなものがあります。




interviewer 「インタビュする人、面接者」


interviewee 「インタビューされる人、被面接者」


← interview 「面接する」という動詞に、それぞれ -er、-eeがついた形です。




examiner 「試験官、調べる人」


examinee 「受験者、調べられる人」


← examine 「調べる」という動詞に、それぞれ -er、-eeがついた形です。




adviser 「助言者、アドバイスする人」


advisee 「指導学生(指導教員からアドバイスをもらう学生)、アドバイスされる人」


← advise 「アドバイスする、助言する」という動詞に、それぞれ -er、-eeがついた形です。




donor 「寄贈者」 (ドナー)


donee 「受贈者」


← donate 「寄贈する」という動詞に、それぞれ -er、-eeがついた形です。





trainer 「調教師、訓練する人」


trainee 「被訓練者、訓練される人」


← train 「訓練する」という動詞に、それぞれ -er、-eeがついた形です。






いかがでしたか?



英語を学ぶときには、このように語を分解して考えることによって、効率よく単語を分析し、覚えていくことが大切なのです!