こんばんは!



今日、「最近、クマがすごくなってきてない?」と言われた回数が今週で4回目になりました。



寝ているんですけどねえ。。。





さて、今回は、「序数詞」と呼ばれるものの前におかれる、



a と the



についてお話します。





序数詞 (じょすうし) とは、「序」というぐらいですから、順序を表すような数詞です。



first 「一番目」


second 「二番目」


third 「三番目」


fourth 「四番目」



というように。以上の first, second, third, fourth, ..... が、序数詞と呼ばれるものです。




このような「序数詞」の場合、多くの人がこれまで学んできた(といわれている)のは、



序数詞の前には、必ず、定冠詞の the がつく



ということです。



(定冠詞 the とは、英語における名詞につき、その名詞を特定・限定したりするものです)





それは、順番をつける名詞が「限定される」場合、名詞を限定する役割を持つ、定冠詞とよばれる the がつくためです。



You are the first girlfriend of mine.


「君は僕の最初の(一番目の)彼女だよ」



上の文では、最初の(一番目の)彼女は、他の誰でもなく、you 「君」 であることを特定・限定するために、序数詞の first の前に、定冠詞である the を置いています。



多くの英語学習者は、以上のように、序数詞の前には「必ず」定冠詞の the がつくと教わったようです。





しかし、序数詞につく冠詞は、必ずしも定冠詞 the だけでなく、不定冠詞の a が来ることもできるのです




このような場合、あらかじめ限定・特定された人や物事ではなく、特定されていない対象に対して the ではなく a が使われます。



このような場合、2番目・3番目・・・というような特定の順序はもはや関係がなくなってしまい、a second は、ランダムに別のものを取り上げて表しているだけにすぎません。



つまり、このとき序数詞につく不定冠詞の a は、another 「別の~」 に近い意味を成します。




We need to take a second approach to advertising the product.


「我々は、商品を宣伝するための別のアプローチを採用する必要がある」




この場合、最初に行われたアプローチではない、「別の」アプローチという意味があります。


したがって、そのアプローチは決められた、特定されるようなアプローチではなく、最初にとられたアプローチでない、と言っているに過ぎません。

つまり、最初のアプローチがうまくいかないので、それ以外の、ほかの、別の(つまり、二番目の)アプローチを採用する必要があるわけですが、この文ではそのアプローチが特定されていないのです。






冠詞の使い分けは非常に難しく、用法も様々なので、注意して使うようにしましょうね。