今回は留学について書いてみます。





昨日、仕事の後に、友人が経営しているお店に行ってご飯を食べていたときに、偶然カウンターで横に座っていた方と意気投合して色々話していました。




その方も私と同じく、米国で留学をしていたとのこと。4年間、大学に在学しておられたそうです。




やはりそこで盛り上がったのは、留学の可能性、留学の意味、ということについてでした。




その方がおっしゃっていたのは、「留学したことで、世界が広くなった」「世界を見る目が変わった」ということ。


一度日本を離れたところで見ることで、日本の良いところ、悪いところを再認識した、ということもあったそうです。




私も全く同じ意見です。価値観が変わった。もちろん、良い意味で、です。


これまで気づかなかった、そして知りえなかった世界を、今では見ることができると確信しています。また、人との付き合い方、コミュニケーションの取り方も大きくかわりました。



一番良かったのは、やはり外国人ともコミュニケーションを積極的に図ろうとする姿勢が身についたことでしょうか。我々日本人が考えないこと、知らないことを彼らと共有することができる、ということはとても魅力的です。そういうやりとりから、自分の価値観が変わっていくプロセスを感じ取れることができるのです。




一方、日本人留学者の数は近年減少している、といわれています。


米国の非営利団体、IIE (Institute of International Education)は、1999年は米国への日本人留学生が4万6000人いたにも関わらず、10年後の2009年には約4割も減少し、2万9000人になってしまったそうです。




これにはいくつかの原因があるでしょう。


大きな理由としては、就職氷河期、といわれる現状。


留学するより、早くから日本で就職活動を始めたい、という心理が働いているのでしょう。



そして不景気で留学をする経済的余裕がない、ということ。


事実、アメリカ留学は非常にお金がかかります(というより、どの国においても留学生は経済的な壁と必ず直面します)。



例えばアメリカの大学に留学する際など、アメリカの市民権を持った、つまり「アメリカ国籍の学生」よりも、倍以上の学費が留学生にはかかります。


奨学金制度などもありますが、成績を常に良い状態で学業に励まないと、相当厳しい状況になります(最悪、退学になることもあります)。



別の理由としては、大国アメリカとしての地位が揺らぎつつあるのではないか、と。



経済も学問も、全て「ナンバーワン」だったアメリカ。しかし今では日本国内でも高いレベルの学問を受けることができる、と言われてきています。また、アジア諸国の経済発展によって、英語よりも他の言語に注目が集まってきた、ということもあるでしょう。




しかし、繰り返すようですが、留学で得られるものとは、学位や語学力だけではないのです。



現地での生活、人々の違いを認識し、世界観が広がります。


いろんな国籍の人とのコミュニケーションを通して、自分の中の価値観が変わります。


そして、「日本」という国、「日本人」というアイデンティティについてより深く考えるきっかけになります。




また、留学後は「新卒枠が取れないため、就職活動に不利」だという風潮をよく耳にしますが、決してそんなことはありません。


一般企業でも、多くの企業が「留学生枠」を用意していますし、これからは特に「英語を当たりまえのように使える人材」が求められます。


また、入社した後にも優遇されることが多いです。



一度入社してしまうと、仕事が忙しく、なかなか英語を勉強できない、という人が多いと思います。留学していたという経験があると、他の人よりもこのような点で優位に立つことができます。





デメリットばかりがピックアップされますが、留学とはメリットが相当大きいのです。



留学する機会がめぐってきたら、ぜひチャレンジしてください。


貴重な体験は、あなたを裏切ったりはしません。






このような情報を定期的に発信していく、メルマガもあります!


https://epfrm.com/fDey/2/reg

ブログでは書かないようなことも書いていく予定です!




留学に興味がある方など、これから留学に際してどのようなことが必要になっていくか、など発信していく予定です。


ぜひ登録してくださいね!